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「ここに来る必要がなければ来ないように」のメッセージ

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NSW州南部海岸はブッシュファイアへの厳戒態勢

 NSW州南部海岸地域の諸緊急機関が、12月末までの時期に気象条件が悪化し、ブッシュファイアに適した状態になることが予報されているため、ブッシュファイア対策に厳戒態勢を整えており、地域を訪れたり、通過する旅行者に向け、「ここに来る必要がなければ来ないように」と呼びかけている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 呼びかけが出ているのはショールヘイブン市地域で、ウロンゴンやカイアマを含むイラワラ地域の南にあたる。このショールヘイブン市地域ではプリンセス・ハイウェイに沿った各所でブッシュファイアが起きている。

 クロワンとコンバートンのブッシュファイアは依然として地域の観光地を脅かしており、レイ・スタインズ地域緊急活動統括本部長や事故統括本部長のマーク・ウィリアムズ警視は、南部海岸地域への旅行を計画している市民に対して、「ここに来る必要がなければ旅行計画を変更するようお願いする」と呼びかけている。

 ショールヘイブン市議会のメディア向け広報は、「既に当市域に旅行客が増えているため、緊急出動機関の負担が大きくなっている」と発表している。また、スタインズ本部長は、「国道もすでに何度も通行止めになっており、自動車が渋滞している。また大幅な遅れも出ている。これまでの再三の警告にもかかわらず、運が良ければここまで来れるのではないかとやって来る人が跡を絶たず、通行止めの現場に来て引き返す結果になっている」と語っている。

 また、「キングズ・ハイウェイが通行止めになっており、92号幹線道路も通行止めだ。これでプリンセス・ハイウェイが通行止めになればもう迂回路もない。最悪、被災地域で緊急出動の車が渋滞に巻き込まれることにもなりかねない。また、ウィリアムズ警視も、「交通の途絶した地区に大勢の人が取り残されることになれば緊急事態をさらにむずかしくするだけだ」と語っている。

 現在、年末に向けて熱暑が予報されている。
■ソース
‘If you don’t need to be here, stay away’: New message to South Coast tourists

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