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気象庁、シドニー地域に再び真夏日を予報

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NSW州各地に強風も予報、火災の危険

 気象庁(BoM)は、12月30日31日のオーストラリア南東部は高気温と強風でブッシュファイアの極端な危険が予想されると発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 12月30日、NSW州内ではイラワラ、ハンター、大シドニーなど10地域で裸火全面禁止令が発令されているが、31日の条件はさらに悪くなると予想されており、シドニー都市圏西部のペンリスでは、30日には摂氏40度に達すると予報されていたが31日は44度に達するとされている。

 その他の地域ではワガワガで摂氏42度、ヘイで44度、ウェントワースで45度などの予報が出ている。

 一方、NSW州郡部消防局(RFS)は、シドニー都市圏の北と西に広がるゴスパーズ・マウンテンから発した大規模火災とシドニー都市圏南西部のワラガンバ・ダム上流のグリーン・ワトル・クリークの大規模火災の動向を監視している。

 BoMは、オーストラリア南東部諸州のブッシュファイアの要因として大陸南東部を東に移動する前線があるとしており、NSW州の上空に居座る熱い空気の気団によって、出火原因の乾雷のリスクが高まっており、また、火を延焼の要因になる熱く乾いた強風が起きている。

 NSWRFSのシェーン・フィツシモンズ長官は、「その熱い気団は大陸中央部から南東部に移動してきており、非常に乾いた熱い空気を送り込んで来るため、ブッシュファイアを煽る条件になっている。しかも、31日にはさらに条件が悪化すると見られており、平均風速は時速50kmから60km、時には70kmから80kmの突風を伴うと予想される」と発表している。

 RFSは12月29日まで、ブッシュファイアの前方の枯れ草を焼き払う作業を続けてきたが、今後、状況が悪化すれば住民の避難命令発令もあり得るとしている。
■ソース
BOM warns sweltering Sydney weather, gusty winds will fan NSW fires

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