NSW州、病院看護師ら市中感染2人発生

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他にも海外から寄港の貨物船で1人が古い感染

 10月10日、前日午後8時までの24時間に新たに3人がコロナウイルス陽性と判定された。そのうち、2人が市中感染で、うち1人は市内セント・ビンセント病院の看護師で、感染力のある時期に勤務していたことから感染の広がりが懸念されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、ニューカッスル港外の貨物船1隻で船員1人が陽性と判定されたため、船全体が隔離に入り、検査した結果、全員陰性と判定された。保健当局は、ニューカッスル市民には影響はないと発表している。

 病院看護師の陽性判定は10月9日中に発表され、警報が出されており、10月7日に感染した状態で当番1回だけ勤務していた。ただし、患者1人の介護をしただけで、他の看護師、医師との接触はほとんどなかった。

 NSW州保健局は、もう1人の新陽性者について接触追跡を進めているが、感染看護師との関連と見られており、感染は病院外で起きたもの考えられていると発表している。

 3人めはブリスベンからニューカッスル港に入った石炭貨物船、Anacapa Lightの船員で、海外で感染したものと見られている。そのため、インドで乗船した14人の船員については10月8日にサンプルを採取している。一方、感染した船員はニューカッスル市のジョン・ハンター病院で治療を受けた後、退院した。ハンター・ニューイングランド管区保健局では、「ニューカッスル市民には影響はない。専門家パネルが陽性船員を診断した結果、古い感染と判定した。船員は元気で、オーストラリアに入港した頃には感染力もなくなっていた」と発表している。

 検査回数は10月9日午後8時までの24時間に15,439回、前日には12,868回の検査が行われた。
■ソース
NSW reports two locally acquired COVID-19 infections, including case linked to St Vincent’s Hospital nurse

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