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【特集】グローバル人材を育成する教育とは
オーストラリアの女子ゴルフ競技で、ジュニアの新星として頭角を現している日本人の女子高生がいる。ゴールドコースト在住の高田優妃さん(16歳)。アオバジャパン・インターナショナルスクール(以下、アオバ)にオンラインで在学しながらプロゴルファーを目指し、メジャー大会優勝の夢に突き進む。
Yuuki Takada●2007年東京生まれ。幼少期にオーストラリアQLD州へ移住し、6歳の時に初めてゴルフ・クラブを握る。21年からオーストラリア国内と海外のツアーに参戦し、23年6月クイーンズランド・ジュニア・アマチュアで優勝するなど活躍。現在、アオバのグローバル・リーダーシップ・ディプロマ(GLD)のオンライン・プログラム受講中
──まずは自己紹介をお願いします。
現在、QLD州のゴールドコーストを拠点に、ジュニアのアマチュア・ゴルファーとして各地のツアーを転戦しながら、アオバのG11(11年生=高2)に在学しています。生まれは東京ですが、多忙だった父が東日本大震災を機に仕事を辞め、家族でQLD州に1年半、暮らしました。その後、いったん日本に戻り、私は東京のアオバに通いました。その後、家族でまたオーストラリアに移住しました。
──ゴルフを始めたきっかけは?
初めてゴルフ・クラブを握ったのは6歳の時。ゴルフ好きの父が、オーストラリアの家の近くの練習場に連れて行ってくれました。父のクラブを借りて打ってみたら、数本目で高く、真っすぐなすばらしいショットを放ったんです。これまでの人生で一番印象的な思い出です。それからゴルフにのめり込みました。
──ジュニアですばらしい戦績を残しています。ゴルフをプレーしていて一番幸せに感じることは?
勝てば緊張感から解放され、成し遂げた喜びを得ます。苦労もたくさんありましたが、不振の時があってこそ達成感も大きいです。いつも思い通りにはいかないけれど、苦しい時期を乗り越えれば自分を更に高められます。主な成績としては、2022年のオーストラリア・アマチュア選手権で、トップ10( 結果は9 位)に最も若い年齢(14歳)で入ったことや、同じ年のオーストラリア・ジュニア選手権でも最も若い年齢で3位に付けたことが挙げられます。シーズンを通した成績は22年が3位、23年が2位でフィニッシュしています。最も印象に残っているのは、23年のクイーンズランド・ジュニア・アマチュア選手権です。最後の3ホールまで勝負がもつれ込みましたが、私は17番ホールと18番ホールで連続バーディーを奪い、土壇場で勝利をもぎ取ることができました。
──ボールを長く飛ばすためのパワー、アプローチの正確性、確実にグリーンに乗せていける安定感。競技としてゴルフを真剣にプレーするには、さまざまな能力が要求されます。自分に打ち勝ち、相手に圧力を与えていくことができるメンタルの強さも当然、求められます。なぜプロゴルファーになろうと考えたのですか。
プロになりたいと思ったのは8歳のころ。アメリカで子どものゴルファーが集まる世界選手権に日本代表として参加して、海外の大規模なトーナメントで初めてプレーした時です。ゴルフがすごくうまい世界のジュニアたちがプロを目指しているのを見て、私の心にも火が付きました。ゴルフのすばらしい点は、ただトロフィーを勝ち取るだけではなく、精神を強化して自分のあらゆる面を認識できることでしょう。練習とツアーでプレーする毎日、自分と向き合い見つめることで、フィジカルとメンタルの両面を強くしていくんだと思います。
──アオバのオンライン・プログラムを選んだ理由を教えてください。
普通の高校に通いながら、ツアーの転戦や毎日の練習は難しいでしょう。アオバのプログラムは非常に徹底していて、質が高く、グローバルな才能を持つ生徒を育成する哲学もしっかりしています。私は以前、東京のアオバG1(1年生=小1)に通っていて、良さを分かっていましたので、オーストラリアでも高校でアオバを選んだのは自然の流れだったんです。自己責任で時間を効率的に管理できるのもうれしいです。
──現在のオンライン・プログラムの特長について教えてください。
グローバル・リーダーシップ・ディプロマ(GLD)というプログラムを受講しています。内容は対面授業と同じですが、私はゴルフの練習と勉強を両立できるように工夫しています。フレキシブルなオンラインGLDは、運動選手が時間を管理しながらタスクをこなすのに最適です。私は午前中、オンラインのクラスを受講し、宿題や課題をこなします。午後はゴルフの練習をします。午後6時からまた机に向かい、課題を片付けてプログラムに追いつくようにしています。
──将来の夢は?
アメリカのバージニア大学(アマチュア・ゴルフの有名校)から奨学金を得て進学することが決まっていて、その後はアメリカと日本でプロゴルファーを目指します。夢は、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアーの「エビアン選手権」(フランスのエビアンで開催されるメジャー大会の1つ)で優勝することです。勝利インタビューにフランス語で答えるために、中学校では3年間、フランス語を一生懸命勉強しました。
──これから進学を控えている読者に一言メッセージをお願いします。
普通の高校とオンライン授業に大きな違いがあるとは思いませんが、アオバでの学びは私にとって優先順位を付けられる点が最適です。先生がたくさんの教材を提供してくれるので、勉強にもついて行けていますし、それぞれのタスクを完了するのにとても役立っています。
オンライン・プログラムはオーストラリア在住者も対象
アオバジャパン・インターナショナルスクールは、東京都内の3カ所、目黒、光が丘、文京にキャンパスを持つ約700人の生徒が在籍するインターナショナルスクールだ。国籍はさまざまで、約40カ国の生徒が集う、国際色豊かな環境である。学期始業は8月中旬、終了は6月となる。幼稚部から高等部まで、国際バカロレア(IB)教育を提供する日本では希少なIB教育一貫校として知られている。
大学進学直前のG11(高2)とG12(高3)では、国際バカロレア機構(IBO)が認定した「IBディプロマ・プログラム」(IBDP)と、アオバ独自のプログラムである「グローバル・リーダーシップ・ディプロマ」(GLD)を提供しており、生徒はいずれかを選ぶことができる。
IBDPでは、言語、人文科学、科学、数学を含む6つのグループから1科目ずつを選び学習する。そして科目学習に加え、体験的学習、奉仕活動(Creativity Action Service)、4000語の研究論文(Extended Essay)を完了する必要がある。別の必須学習である知の理論(The Theory of Knowledge)では、知識がどのように得られるか、そしてそれが実際に何を意味するかの概念的な探究をする。これらIBDP学習の評価は、IB機構で定められた規定に従い実施され、コースで目標としてきたこと、実際の試験やエッセイ、その他の活動による実績を照らし合わせ、最終的な評価が判断される。
一方、GLDはアオバ独自のプログラムで生徒の情熱や興味に基づき独自の探究ユニットを設計しながら、個々の探究したい分野を中心に学びつつ、その分野を補うために必要な科目も履修し、個々のニーズに対応できる学習設計がされている。生徒は自分の探究心をデザインするために必要な全ての材料を備えた学習プラットフォームを使い、自分のペースで学習することができる。リーダーシップ・コーチの役割を担う教師の下で指導を受け、自身の学びを進めていく。いずれも2年のコースで、どちらのプログラムを専攻しても、卒業生は日本国内や海外の大学に進学が可能だ。
オンライン・コースはこの2つのプログラムに対応し、特に注目すべきは、2023年からオンラインで受講が可能となった、IBDPオンライン・プログラムだ。オンラインでIBDPプログラムが提供できる学校としてIB機構に認められたのは、アジアではアオバが初。世界的にも知名度の高いプログラムをオンラインで受講できる点で、アジアにおいても注目が高まっている。現在は、実際の授業にオンラインで参加するハイブリッド形式で、受講対象となるのはオーストラリアを含む日本標準時間との時差が3時間以内の地域だが、2025年8月より100%オンラインでの配信を予定しており、受講の柔軟度が増したプラットフォームで提供ができるようになる。高度なITインフラが構築されているため、オンライン授業に遅延やストレスはない。オンラインの生徒はキャンパス内の授業にスムーズにアクセスでき、東京のキャンパスに通学する生徒と同じ世界水準の学びと体験をすることができる。
最先端のデジタル技術と革新的な学習方法を活用したオンライン・キャンパスでの 体験は、IBDPとGLD、両方のプログラムにおいて、柔軟性と協調性、創造性に優れた現代の生徒の要求に応えるように設計されている。キャンパスとオンラインで提供される2つのプログラムを通じて、生徒がプログラムのニーズに合わせるのではなく、プログラムが生徒のニーズに合わせるような、実りある高校生活を実現可能としている。
テクノロジーに着目した、独自の視点で発展していくアオバジャパン・インターナショナルスクール。彼らが発信するメッセージは” Lead the positive change in the world “。今後もテクノロジーとともに発展し続けるアオバは注目すべき学校の1つだ。
アオバジャパン・インターナショナルスクール
イノベーション・ディレクター
スタール・チェイスンさん
テクノロジー学習への着目
アオバのオンライン教育プログラムは、世界をリードするテクノロジー・ソリューションとアプローチを学習体験に取り入れています。分析プラットフォームを活用したデータ主導の洞察機能により、生徒の課題や目標を理解し、ターゲットを絞ったサポートを提供。また、ビデオ、チャット、その他のソーシャル機能を毎日のオンライン学習につなげることで、最新の仮想学習環境を実現、教員、生徒間の対話を促進します。最先端の人工知能ソリューションは、学術素材への随時アクセスを実現し、未来の職場でこれらのツールを使用する実践的な経験を生徒に提供します。テクノロジーは人間がより人間らしくなれるよう助け、成功をサポートするものでなければなりません。アオバ・オンライン・プログラムはこのような未来形テクノロジーを先取りした、理想的なプログラムを目指しています。
アオバジャパン・インターナショナルスクール
●目黒キャンパス:〒153-0042 東京都目黒区青葉台2丁目11-5
●光が丘キャンパス:〒179-0072 東京都練馬区光が丘7丁目5-1
●文京キャンパス:〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目18-23
●Web: www.aobajapan.jp