シドニーを中心に活動する沖縄太鼓ダンスのエイサーチャンプルー（Eisa Champ Roo）は6月初旬、2週間にわたりメルボルンとミルデューラで開催された「Matsumura Blues Festival」へ出張遠征を行った。
出演のきっかけは2023年、沖縄で活動するバンド「Okinawa Americana」との共演など、新たな分野のコラボレーションのチャンスをイサーチャンプルーに与えたMatsumura Blues Festivalのオーガナイザーであるキム氏とのつながりだという。同フェスティバルには、オーストラリア各州のみならずニュージーランドや沖縄から出演バンドや日系のパフォーマーが多く集まった。
同イベントは、味口奈津子･在メルボルン日本国副総領事のあいさつとリボン･カットでスタートし、観客はドリンクを片手にさまざまな特色のある音楽を楽しんだ。エイサーチャンプルーは、新たなマスコットである大獅子と共に遠征し、迫力ある獅子舞の演舞を披露。獅子が観客席へ降りると、一緒に写真を撮ったり、幸運を呼ぶというジンクスがある「獅子にかまれる」ポーズを取る観客の姿も見られた。また、今回はミルデューラ出身のアボリジニー、ディジュリドュー奏者･トニー氏とコラボレーションするなど、ユニークな舞台となった。沖縄エイサーとアボリジニーの共演など、新たな切り口を生み出した同フェスティバルは、エイサーチャンプルーにとってオーストラリアで活動する意味を考える貴重な機会となったという。
エイサーチャンプルーは、今後も8月にケアンズ、2025年1月にはゴールドコーストでの活動を予定。益々活躍の場を広げるエイサーチャンプルーに今後も目を離せない。
Eisa Champ Roo
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