ラーメン・ブームの裏側に迫る
麺と餃子のスペシャリスト WPM JAPAN新工場に潜入!
ラーメンのおいしさの鍵となるのは麺。そしてラーメンと言えば餃子。ラーメン・ブームが巻き起こるオーストラリアの中でも、行列のできる博多ラーメン店などを含むオーストラリア全土の飲食店に麺や餃子などを提供している「WPM JAPAN」。その新工場にラーメン好きの日豪プレス・編集部員が今回潜入取材を行った。多くの飲食店に選ばれる理由やこだわりの製法を徹底解剖。おいしい麺や餃子がどのように作られているのかを写真と共に分かりやすく紹介する。裏側を知ることでWPMの麺や餃子をよりおいしく食べられるだろう。( 取材・文=水村莉子)
*本記事は2019年7月掲載記事の再掲となります。
WPM JAPANってどんな会社?
WPM JAPANは麺・餃子・シュウマイ・スープの素などをオーストラリア全土とニュージーランドに提供している今年設立11周年目を迎える企業。現在、100種類以上の麺と30種類以上の餃子を製造している。一定数以上の発注であれば、オーダー・メイドも受け付けており、コストを抑えつつ自家製を超える品質のプライベート・ブランドが作れることで定評がある。新工場になり、品質と生産性が更に高まったという。“お客様に合わせたものをプロの目線で提供すること”がモットー。
■会社名:WPM JAPAN CO PTY. LTD.
■代表:Koji Nedachi
■設立:2008年11月1日
■住所:Level 3 Bldg 1 25 Sirius Rd., Lane Cove
■TEL:(02)9427-3547
■Email: info@ramengyoza.com.au
★Web: www.ramengyoza.com.au
最高ランクの衛生管理資格を所有
徹底解剖 その①:衛生管理
・ ピアス・指輪などの持ちこみ禁止品や服装のチェックをリストで管理
・ 白衣やユニフォームは自宅に持ち帰らず工場内で洗濯・乾燥
・ 工場に入る前には必ず手を洗いヘッド・キャップとマスクを着用
写真:頭の先からつま先まで完全防備
国産の最高品質の小麦、プライムハードを使った麺
徹底解剖 その②:麺の製造現場
新工場になり新しい製麺機械を導入。更に幅広い製麺が可能となった。黄色麺や白麺、ちぢれ麺、ストレート麺、中細麺、太麺など、現在100種類以上に対応している。
食材の仕入れを毎日行い鮮度抜群のジューシーな餃子
徹底解剖 その③:餃子の製造現場
定番のポーク餃子からオーストラリアならではのベジタリアン餃子やチキン餃子など幅広い種類を毎日10万個以上生産。
社長の言葉
「イメージを伝えて頂ければサンプルを作り、そこから納得いく仕上がりになるまで一緒にお付き合いします。百聞は一見にしかず! ということで、新しくなった工場にぜひ一度足を運んで欲しいです。お気軽にお声掛けください」
この1ページには収めきれないほどのこだわりに溢れたWPM JAPAN。我々が日本を離れた地でもおいしいラーメン・餃子を味わえる裏側にはたくさんの努力があった。顧客のニーズに柔軟に応えるフレキシブルさと能力も多くの飲食店から選ばれている理由の1つだろう。