ブリスベン南郊サリスベリー、インダストリアル・エリアの一角

ブリスベンのアイコン、ストーリー・ブリッジ。最近、メンテナンス費がかさんでこのままでは維持できなくなり、将来的には通行料が課されるかもしれないなんてニュースが話題になった、おなじみのランドマークだ。当コラムでも既に数回登場していることもあって「おいおい、またかよ」というツッコミがあるだろうが、筆者には聞こえない。
それにしても、この写真、なんだかサイズ感が違う。そもそも川に掛かっていない……。などのベタベタなボケは置いといて、この写真、言うまでもなく本物ではない。「言われなくても分かるよ」と、更なるツッコミが聞こえてきそうだが、この“ストーリー・ブリッジ”、全長24メートルの1/20サイズのよくできたミニチュア版。これはこれで、なかなかの出来で実際に渡ることもできる。本物のブリッジ・クライムには遠く及ばないが、こちらは無料(笑)。横を歩けば、サイズ的にも自分がガリバーかゴジラかなんかになった気分に浸れる(かもしれない)。
このミニ・ストーリー・ブリッジの所在だが、ブリスベン南郊サリスベリー(Salisbury)のインダストリアル・エリアにある某職業訓練施設の敷地内、すなわち、私有地内にあるので詳しい場所は明かせない。興味のある人は、ググれば、ある程度の情報はつかめるはず。
ここのところ、新設のクイーンズ・ワーフと隣接の“リップスティック”の並びのビジュアルに押されて、ブリスベンのアイコンとしてのセンター的立ち位置を失いつつある本家ストーリー・ブリッジだが、長らくブリスベンの人に愛され続けてきて今がある。そりゃ、メンテンナンスにもお金が掛かるだろうけども、あの短い距離に高い通行料が発生するのもなんだか釈然としないし、できることなら無料のままでいてもらいたいものだ。
当コラムのネタ切れ疑惑を晴らすためにも、さすがにしばらくはストーリー・ブリッジ関連は書かないでおいた方が良いかもしれないな……。