岡山県から4つの蔵元が集結、シドニーで試飲会─雄町米のふるさとから届いた8種の日本酒

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「SHIN-OKAYAMA Sake Tasting」、話題の複合型日本食コンプレックス「Prefecture 48」で開催

 シドニー中心部で話題の日本食ダイニング複合施設「Prefecture 48」10月9日(木)、岡山県の日本酒の魅力を紹介するイベント「SHIN-OKAYAMA Sake Tasting」が開催された。日本酒造りに欠かせない酒米「雄町(おまち)」の産地として知られる岡山県から4つの蔵元が集結、全8種類の銘酒を振る舞いシドニーの飲食業界関係者や日本酒ファンの注目を集めた。

室町酒造株式会社の花房利宇(まさたか)専務

 主催はSHIN-OKAYAMA SAKE TEAMおよびTRYBER PTY LTDで、会場提供とサポートは「Prefecture 48」が務めた。招待制で行われた本イベントには、飲食業界関係者やメディア、酒類輸入業者などが多数来場した。

 会場では、岡山県内4つの蔵元が持ち寄った日本酒がずらりと並び、それぞれの特徴や造りのこだわりについて蔵元代表や担当者が直接説明を行った。フルーティーな香りと繊細な旨味をもつ純米大吟醸から、しっかりとしたコクとキレを楽しめる純米酒まで、幅広い味わいが紹介され、来場者たちは一口ごとにその奥深さを堪能していた。

 試飲中には、各担当者が雄町米の特性や同地の気候風土などの説明も行われ、参加者たちは熱心に耳を傾けた。

 イベントの締めくくりには主催者が「岡山の酒造りの魅力をシドニーの人々に伝えることができてうれしい。今後も岡山の日本酒を通じて、日本文化の深さを共有していきたい」とコメントした。

 近年オーストラリア市場における日本酒需要の高まりと、それに伴う岡山酒の輸出拡大への期待はいっそう話題となっっている。本イベントは、岡山県産日本酒の品質と魅力を再確認させるとともに、日本とオーストラリアの食文化交流をさらに深める一歩となった。

板野酒造本店の板野佳子取締役
会場で提供されたマグロのタルタル





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