日本の伝統技術「つまみ細工」をシドニーで体験!アーティスト Izumi Montgomeryさんがサステナブル・ワークショップを開催

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Reverse Garbageに寄付された生地の前で笑顔を見せるIzumiさん

 シドニーを拠点に活動するアーティストでクラフト講師のモンゴメリー・イズミ(Izumi Montgomery)さんが、10月18日、シドニーのマリックビルにあるリユース団体「Reverse Garbage」で、日本の伝統、布クラフト「つまみ細工」のワークショップを開催した。

 同ワークショップは「Sydney Craft Week 2025」の一環として行われ、古い着物やニュータウンのエシカルファッション団体「The Social Outfit」から提供されたハギレや寄付された布などを素材に使用。サステナブルな視点から、日本の伝統的な手仕事「つまみ細工」を紹介する内容となった。

参加者の製作の様子

 参加者たちは思い思いの色や柄を選び、布を小さく折りたたんで花の形を作り上げ、日本の繊細なクラフト文化とリユースの楽しさを体験した。

参加者の完成作品

 Izumiさんは、東京藝術大学大学院(彫刻専攻)を修了後、金属と布を組み合わせ、近年はつまみ細工など日本の伝統技術を取り入れた彫刻作品を制作している。2011年にオーストラリアへ移住後、TAFEでファッションを学び直した経験から、ファッション産業が環境に与える影響を実感し、日本の伝統工芸をサステナブルな視点で再解釈する活動を始めたという。
 現在はReverse GarbageやBayside Councilなどで定期的にワークショップを行い、多文化社会の中で日本文化の魅力を伝えている。

Izumiさんのつまみ細工作品





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