ぜんそくの持病があるお子さんについて/オーストラリア教育あれこれ

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Q: 来年からキンディーになる子どもがいます。乳児のころからぜんそくの持病があり、デイケアではぜんそく用の薬を先生に預けていましたが、小学校ではどうすれば良いでしょうか?

 オーストラリアは、空気が乾燥しているためぜんそく患者が多くいます。近年、以前より雨が降るようになりましたが、それでも日本に比べると湿度は低いため、日本にいる時より悪化する子どももいます。

 始めに、通う小学校が決まったら、入学手続きを行う前に子どもがぜんそくの持病があるということを伝えましょう。もしお子さんがプリスクールやデイケア、ハイスクールに行く場合でも同様です。学校側は、お子さんの年齢や状態により、お子さんに合ったベストな対処方法をご両親と一緒に考えてくれます。

・「Request From」に必要事項を記入して提出
・もし、薬を持参する必要があれば「Request for student carry own asthma reliever」を提出

 もし、お子さんのぜんそくが深刻ではない場合、校長先生から投薬とサポートをするという「Confirmation letter」を受け取ります。もし、お子さんのぜんそくが深刻な状況だったり、他の症状などを持っていたりする場合は、まずミーティングで話し合い、投薬やその他のケアについて合意した上でConfirmation letterを受け取ることになります。

 ぜんそくの診断書は重症度にかかわらず、医療記録に裏付けられたものである必要があり、アクション・プランの提出が求められることが多いです(アクション・プランについては、リンク先の画像と共にnationalasthma.org.au/health-professionals/asthma-action-plans をご覧ください。)

 学校の救急箱/保健室には、ぜんそく緩和薬の吸入を助けるスペイサーがあるはずですが、お子さん用のものがあれば、薬と一緒に持たせましょう。薬などの責任は保護者にあるため、預ける際には必ず薬の有効期限を確認しましょう。

 また、もしお子さんが習い事や塾に通うのであれば、そこの責任者にも学校に提出したアクション・プランと同じものを提出し、薬を預けるか、すぐに対処できるよう近くに滞在することをお勧めします。アクション・プランに変更などがあった場合は、速やかに最新のものを提出しましょう。

【参照サイト】

National Asthma Council Australia
Aiming for Asthma improvement in children

このコラムの著者

内野 尚子

1996年来豪。デイケア、プリスクールにて教師、authorised supervisorとして12年間従事。平行して2004年、同志とNSW州補習校を立ち上げ、代表兼教師として8年間運営に携わる。07年、Universal KIDS設立し、18年間で2歳から18歳までの児童約1500人を教授する。24年12月を以て教室での対面レッスンを終了したが、25年以降はオンライン教育相談は継続中。コロナ禍においては、保護者のためのオンライン・スクールを開設し、子育てをサポート。
Web: https://www.facebook.com/universalkids.com.au

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