実はこんなにあった！？
オーストラリアが移住先で人気の理由
ここ数年、オーストラリアに移住して新しい生活を始めようとする人が大幅に増加しています。1968年以降の50年間で、その人口は1200万人から2500万人と2倍以上に増え続けています。なぜ隣国から4000キロ以上も離れたこの島国に人々が集まり続けるのでしょうか。
オーストラリアに移住する人が増えている要因は一つだけでなく、移民政策、国や経済成長、将来の展望などが理由にあげられます。渡航動機には、ワーキングホリデー、留学や駐在員として移住するケースが多くを占めるでしょう。外務省が発表するデータでは、在留邦人数ランキングで１位アメリカ、２位中国に次ぎ、３位がオーストラリアと並んでいます。
目次
１．オーストラリアが移住先として選ばれる理由
年間を通して気温差の少ない気候
移民大国！しっかりとした移民制度
27年連続でプラス成長し続ける経済
仕事と私生活のバランスが取れたライフスタイル
２．お役立ち情報
３．まとめ
１．オーストラリアが移住先として選ばれる理由
オーストラリアがこれほど人気がある理由はいくつかありますが、それぞれセクターごとに分けてみましたのでご覧ください。
年間を通して気温差の少ない過ごしやすい気候
オーストラリアの気候は、熱帯性気候、砂漠性気候、亜熱帯性気候、温帯性気候と大きく分けて４つの気候帯が存在します。日本に比べてオーストラリアの国土は約２０倍と広く、その広さからわかるように地域によって気候の違いがあるのも納得です。
南半球にあるオーストラリアは日本と季節がちょうど反対になります。しかし年間をとおしてそこまで気温差がないので過ごしやすい気候になっています。
移民大国！しっかりとした移民制度
オーストリア政府は非常に積極的な移民政策を行っており、長年にわたって人口が大幅に増加しています。現在では、オーストラリアへの入国は過去に比べて少し難しくなっていますが、かなり緩和された移民政策がとられ、特に「技能移民」を積極的に受け入れています。「技能移民」とは特定の技能や資格の保有者に与えられるビザで移民する人を指します。このビザにはポイント制が導入されており、英語スキル、年齢、学齢などに応じてポイントが与えられ、一定のポイントを超えた人が申請できるシステムになっています。この技能移民は移民全体に占めるシェアの３分の２を占めるまでになり、国の成長にとって重要な要素となっています。
オーストラリアへの入国を希望する場合、その他にもワーキングホリデービザ、学生ビザ、イータスなど様々なオーストラリアビザ申請方法が存在します。ビザによって必要な書類や手続き内容に違いがあるので入国前に必要となる書類や、要する時間や費用などを予め理解しておくことが重要になります。
27年連続でプラス成長し続ける経済
世界的に見ても地理的にも孤立した国であるオーストラリアは、成長を続けており、現在では世界の主要な貿易相手国となっています。オーストラリアの一人当たりの国内総生産は、米国、英国、ドイツ、フランスなどの主要国を上回っていることを知っている人は少ないかもしれません。
過去20年ほどの間に、オーストラリア経済は大きく変化してきました。２００９年のリーマンショックで世界のGDP成長率が軒並みマイナスになるなか、オーストラリアは中国の大規模な経済政策や、人口増加に後押しされプラス成長を続けてきました。
今では基盤がしっかりでき、ここ数年の成長には減速も見られますが、今後将来に向けてもオーストラリア経済に対する期待はポジティブな意見が多いです。
仕事と私生活のバランスが取れたライフスタイル
オーストラリアの生活様式は、ワークライフバランスの先進国と言われていることからもわかるように、仕事と、私生活のバランスがとれた魅力的なライフスタイルとして知られています。女性の社会進出も浸透しており産休や育休などの制度も整っており、有給休暇の消費率も70％と日本の50％に比べ高いです。
私生活の充実が、仕事の効率アップに繋がりその結果、私生活に使える時間が増えるという、相乗効果を生むこのライフスタイルはオーストラリアの魅力のうちの一つでしょう。
２．お役立ち情報
2021年2月11日現在、コロナによるオーストラリア入国制限があります。
渡航予定がある人は在日オーストラリア大使館のサイトを参照https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/novel-coronavirus.html
３．まとめ
オーストラリアへの移住が外国人の間でますます人気が高まっている理由はこのように沢山あります。
オーストラリアが移住先として人気が衰えない理由には国としての「将来性」があります。オーストラリアは、強い経済力、労働力、安定した政府、そして国の強みに焦点を当て、経済の多様化に貢献してきた様々な政治的戦略により、この先の将来にも期待が集まっています。
これらが、オーストラリアが世界で最も人気のある駐在員の滞在先の一つであり続ける理由です。
