気になるまち in Brisbane ーWest End(ウエスト・エンド)

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ーー気になるまち紹介 in Brisbaneーー

West End
ウエスト・エンド

地元に愛される昔ながらのお店が多い。どこか懐かしい雰囲気が感じられる
地元に愛される昔ながらのお店が多い。どこか懐かしい雰囲気が感じられる Photo: ©Mieko Pfitzner

新旧両方の雰囲気を併せ持つ、多様性が魅力の街

週末は至る所でマーケットが開かれているが、ウエスト・エンド・マーケットも有名なマーケットの1つ。新鮮な野菜、果物など農産物の出店が多い(Photos: © Mieko Pfitzner)
週末は至る所でマーケットが開かれているが、ウエスト・エンド・マーケットも有名なマーケットの1つ。新鮮な野菜、果物など農産物の出店が多い Photo: ©Mieko Pfitzner

 シティーからビクトリア・ブリッジを渡り約15分ほど歩くと、街の喧騒から離れゆったりとした空気が流れるウエスト・エンドに着く。

 メイン通りのバウンダリー・ストリートには昔から続いている店が多く、地元の人に愛されている。筆者が訪れた「Kazuyo collection」では、新規クリエイターのアクセサリーや陶器、オーナーの和代さんが手作りしている着物雑貨が所せましと並んでおり、個性的な魅力に惹かれて客が入れ代わり立ち代わり訪れていた。

 最近、大型ショッピング・センター、メディカル・クリニック、幼稚園などを含むウエスト・ビレッジの開発が行われているため、今後更に人気のサバーブになっていくだろう。

開発が進むウエスト・ビレッジ。ショッピング・センターとレストラン・エリアは既に完成しており、多くの人が訪れている
開発が進むウエスト・ビレッジ。ショッピング・センターとレストラン・エリアは既に完成しており、多くの人が訪れている
Kazuyo collectionは、日本文化が恋しい人にとってのオアシス
Kazuyo collectionは、日本文化が恋しい人にとってのオアシス

在住者おすすめスポット
West End Coffee House(ウエスト・エンド・コーヒー・ハウス)

地元民に愛される、憩いのタイ料理カフェ

タイから渡豪した奥さんのエム氏が料理、現在は亡くなられたパートナーがバリスタを担当し、渡豪してから1年後に開店に至ったという。コーヒーへのこだわりは受け継がれており、仕事へ行く前の一杯を求めて朝早くから多くの常連客が訪れる
タイから渡豪した奥さんのエム氏が料理、現在は亡くなられたパートナーがバリスタを担当し、渡豪してから1年後に開店に至ったという。コーヒーへのこだわりは受け継がれており、仕事へ行く前の一杯を求めて朝早くから多くの常連客が訪れる

 ウエスト・エンドのコミュニティーの場として、地元で知らない人はいないと言われている「West End Coffee House」。

 2010年に開店以来、長年愛されている同店の秘訣は、シェフも常連客も楽しめるよう、モーニング、ランチごとに日々限定メニューを考案している点だと料理人兼オーナーのエム氏が話してくれた。今回は、ランチ・メニューよりチキン・ミンス・サラダとタイ・アイス・ミルク・ティーを注文。豪快に盛り付けられたキャベツはみずみずしく、新鮮さが伝わってくる。ピリ辛に味付けられた鳥そぼろと、レモン・グラスの爽やかな香り、赤玉ネギの辛みでご飯が進む。筆者は辛い物が好きなので中辛を頼んだのだが、思いのほか辛かった。注文時に辛さを選べるそうなので、好みの辛さで調整してみては。

 タイ・アイス・ミルク・ティーは細かく砕かれた氷と濃い目の紅茶、黒糖とミルクが合わさりデザート感覚で楽しめる。甘みが強めだが、ライムを絞ると一転して爽やかな味わいに変わる。
(取材=大山芙佳)

チキン・ミンス・サラダ(Chicken Mince Salad $16)、タイ・アイス・ティー(Thai Iced Tea $5)ミルク若しくはブラック・ティーか選べる
チキン・ミンス・サラダ(Chicken MinceS alad $16)、タイ・アイス・ティー(Thai Iced Tea $5)ミルク若しくはブラック・ティーか選べる

●DATA

West End Coffee House
住所:80 Vulture St., West End QLD 4101
営業時間:月~金6:30AM~4PM、土7AM~4PM、日7AM~2PM
Tel: 0410-421-063
Instagram: @westendcoffeehouse

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