検索
Close this search box.

2021年11月 ニュース/コミュニティー

SHARE

オーストラリアの日系コミュニティー・ニュースをお届け!

Japanese Community News

オーストラリアにおける日系コミュニティーのニュースや最新情報を紹介していくと共に、シドニーを中心に各地で行われるセミナーやイベントの告知や報告などを掲載。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、イベントが中止や延期となる可能性があります。イベントの最新情報は、各イベントの公式サイトで確認してください。

「Japanaroo Festive Season Concert」開催
NICHIGO PRESS読者ペア1組ご招待

往年の⼤スター・カマール氏(左)と津軽三味線奏者・只野徳子氏
往年の⼤スター・カマール氏(左)と津軽三味線奏者・只野徳子氏

 J Culture Sydneyとワールド・スカラシップ・オーガナイゼーションは12月17日、シドニー・タウン・ホールで「Japanaroo Festive Season Concert」を開催する。1970〜80年代に数々のヒット曲を世に送り出した往年の⼤スター歌手・カマール氏による日本の国家独唱や、先住民ディジュリデュー奏者であり歌手・作曲家のウィリアム・バートン氏によるマルチ楽器演奏、小田村さつき氏による琴演奏、テレビ番組「Australia’s Got Talent」のファイナリスト・只野徳子氏による津軽三味線演奏と歌などが披露される。

 今回は、NICHIGO PRESS読者に向けてペア1組のチケットをプレゼント。応募は以下より。

■プレゼント応募(応募締切:11月30日)
Web: www.nichigopress.jp/campaign

■Japanaroo Festive Season Concert
日時:12月17日(金)7PM〜9:30PM
会場:Sydney Town Hall(483 George St., Sydney NSW 2000)
料金:$50〜(www.eventbrite.com.au/e/170497992084)※収益の一部は、パラリンピック・オーストラリアとWSOに寄付される。
Web: www.jculturesydney.com/copy-of-event-production
Email: info@jculturesydney.com


WSOが「JAPANAEXPO」を開催

シドニー・タウン・ホール内「Vestibule Hall」で行われる
シドニー・タウン・ホール内「Vestibule Hall」で行われる

 ワールド・スカラシップ・オーガナイゼーションは12月17日、日本関連の食・文化・観光をプロモーションする展示見本市「JAPANAEXPO」をシドニー・タウン・ホールで開催する。日本という共通テーマを通じ、持続可能な未来へのビジネス・イノベーションを創造することを目的とし、日本茶や日本酒、和菓子のサンプル配布や伝統工芸品展示、観光地の紹介などが行われる。また、折り紙や盆栽、書道、生け花など日本伝統文化のワークショップも予定されている。参加する場合、事前登録(www.eventbrite.com.au/e/170074787267)が必要。


「Japanese Film Festival 2021」が開催
『東京リベンジャーズ』など話題作も上映

©️ Ken Wakui/Kodansha ©️ 2020 Tokyo Revengers Film Partners
©️ Ken Wakui/Kodansha ©️ 2020 Tokyo Revengers Film Partners

 ジャパン・ファウンデーション・シドニーが主催する日本映画祭(Japanese Film Festival 2021)が、10月28日から12月5日まで開催される。昨年はコロナ禍の影響でオンライン配信のみだったが、今年は例年通り期間中、各地の映画館で邦画が上映される。

 日本でヒットした『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』や『AI崩壊』、クラウド・ファンディングにより映画化が実現した『えんとつ町のプペル』、監督1人が7年掛けて制作した過程が話題のストップ・モーション・アニメ『JUNK HEAD』など、全27作品を公開。日本で⼤ヒットしている人気コミック原作の『東京リベンジャーズ』もラインナップされている。キャンベラ、パース、ブリスベン、メルボルン、シドニーの5都市で、期間をずらしての開催となるため、公式ウェブサイトよりプログラムを確認しよう。

■Japanese Film Festival 2021
日程:10月28日(木)〜12月5日(日)
Web: www.japanesefilmfestival.net


シドニー日本人会、ウェビナーを開催
「ロックダウン中での生活向上に向けて」

(左上より時計回りに)矢田重信領事、さとうかおる氏、才川須美氏、奥谷匡弘氏
(左上より時計回りに)矢田重信領事、さとうかおる氏、才川須美氏、奥谷匡弘氏

 シドニー日本人会は9月27日、ウェビナー「ロックダウン中での生活向上に向けて」を開催し、約50人が参加した。NSW州では6月末から続くロックダウンにより、人びとが心身に不調をきたす事例が増えている。同セミナーでは、各分野の専門家が講師となり生活向上に向けたさまざまな対策が講じられた。

 メンタル・ヘルス対策では、タウンホールクリニックの心理カウンセラー・心理セラピスト・さとうかおる氏より、ストレス解消法として筋トレやウォーキングなどの運動や、睡眠、瞑想などが紹介された。いずれも「気負わず、興味を持ったら気楽に試してみることがコツ」と話した。

 メトロフィジオセラピー・筋骨格系理学療法士・奥谷匡弘氏は、在宅中にできるトレーニングを動画でレクチャー。電車通勤の際には「普段より早く歩くと運動になる」とロックダウン明けの手軽なトレーニングも提案した。「Sumi’s Kitchen」主宰・管理栄養士・食育インストラクター・才川須美氏は、栄養バランスについて話し、必須アミノ酸を意識して摂るように勧め、食品包装の栄養表示を見る習慣を推奨した。

 講演後、在シドニー日本国総領事館の矢田重信領事は「直近の在留邦人トラブルとして、コロナ禍におけるうつ病の発症や、家庭内暴力などの事例が増加している。外務省では在留邦人の孤立支援を行っており、在シドニー日本国総領事館のウェブサイト(www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_en/index.html)には、日本語対応の相談窓口を掲載している他、トラブル事例などを共有した『安全対策連絡協議会』の資料も掲載している。ぜひ目を通して欲しい」と述べた。


ロビーナ高校の野球場「マルヤマ・フィールド」が開場
QLD州ゴールドコースト

「マルヤマ・フィールド」の全景を捉えた空撮写真(写真提供:ロビーナ州立高校)
「マルヤマ・フィールド」の全景を捉えた空撮写真(写真提供:ロビーナ州立高校)

 ゴールドコーストのロビーナ州立高校で9月11日、同校敷地内に新設された専用野球場「マルヤマ・フィールド」の開場記念式典が行われた。式典には、その名を球場名に冠されたデニー丸山氏を始め多くの招待客が参列。同氏のスピーチに続き、「マルヤマ・フィールド」の名が標された標示版の除幕式、日豪両国の国歌独唱、グラウンド内でのリボン・カットなどが行われた。また、丸山氏の始球式で同校「ベースボール・アカデミー」の在学生対OBによるこけら落としの一戦が行われ、5-2で貫禄を見せたOBチームが同球場の記念すべき最初の勝利チームとなった。

 開校25周年を迎えたロビーナ州立高校は、卓越した日本語イマージョン教育で知られ、豪州有数の「ベースボール・アカデミー」において22年の実績を誇る。長年、日豪両国の野球を通じての交流に寄与してきたことで豪州野球界ではとみに知られる丸山氏は、パトロンとして、1999年の開設以来、陰日向となりながら同アカデミーの成長を支えてきた。これまで延べ100人以上の生徒が同氏の引率で日本を訪れ、協定校での練習参加や試合など野球を通じての日豪交流の実績を積み上げてきた。現在、学業と野球を両立させている生徒は70人を超え、ブリスベンやNSW州から通う生徒も多い。

 ロビーナ州立高校のセリーナ・マククラスキ国際教育・語学科主任は、「昨年、デニーさんが『ぜひ、ロビーナ高校のフィールド・オブ・ドリームスを実現したい』と私たちに話してくれた夢のようなアイデアが、彼自身の⼤きな助けもあって、今、こうして現実のものとなった。私たちの校庭に国際基準の野球場ができたのは、とてもすばらしいこと」と夢が現実となった喜びを語った。


GCで「ジャパン・アンド・フレンズ・デー」が開催

会場では和太鼓の音と共に盆踊りの輪が広がった(写真提供:ゴールドコースト日本人会)
会場では和太鼓の音と共に盆踊りの輪が広がった(写真提供:ゴールドコースト日本人会)

 9月25日、ゴールドコースト日本人会主催の「ジャパン・アンド・フレンズデー2021」が開催され、多くの人でにぎわった。昨年はコロナ禍で開催が見送られ、当初7月に予定されていた今年度の開催も突然のロックダウンにより延期を余儀なくされていたゴールドコーストの恒例イベントが、18ヵ月越しに実現された。

 万全の新型コロナウィルス感染防止対策が講じられた会場のロビーナ州立高校には、開催を心待ちにしていた日系やローカルの人他人が多く訪れ、思い思いの様子でつかの間の「日本」を⼤いに満喫した。


わははの会が「コロナと生きる」セミナーを開催

 ブリスベンの日系シニア・サポート団体「わははの会」は、日本政府「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」の対象事業として「『コロナと生きる』ヘルス・プロフェッショナルによるワークショップ」を開催。コロナ禍において、シニアだけでなく日系コミュニティーの広い層が関心を持ち、ためになるトピックを集め、4ヵ月間で8回にわたる各分野の専門家によるセミナーを企画・運営している。10月31日は、岡田宏介氏(もぐさ経絡療法士)による「コロナ感染症予防に役立つ東洋医学の智慧」、11月14日は、ハッサンめぐみ氏(メンタルヘルス・ソーシャルワーカー)による「コロナ禍におけるメンタルヘルス」、11月28日は、沼田貴史氏、小島直美氏(JTC訪問介護プロバイダー)による「豪州における在宅ケア」が行われる。参加や申込方法などの詳細は、同会のウェブサイト(www.wahahabrisbane.com.au)を参照。参加は無料。


AJBCCとジェトロ・シドニーがウェビナーを共催

東京五輪のシーンが映し出されたオペラ・ハウス(マイケル氏のスライドより)
東京五輪のシーンが映し出されたオペラ・ハウス(マイケル氏のスライドより)

 NSW州、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(AJBCC)、ジェトロ・シドニー事務所は9月15日、ウェビナー「NSW州の新たな日本へのコミットメント」を共催した。インベストメントNSWのCEO・エイミー・ブラウン氏から今後のビジョン・ミッションが共有された後、北アジア担当シニア・トレード&インベストメント・コミッショナーに任命されたマイケル・ニューマン氏から自身の日本在住経験をベースに、日本市場の魅力や展望が語られた。NSW州は今後日本からのインバウンド投資促進を目指していく。


ウェビナー「今後の働き方・オフィスはどう変わる?」開催

 KDDIオーストラリアとコクヨは9月16日、ポスト・コロナのオフィスづくりや働き方の変化などをテーマにウェビナー「今後の働き方・オフィスはどう変わる?」を共催した。プログラムは2部制で、第一部ではコクヨ株式会社クリエイティブ・デザイン部ディレクターの野島耕平氏が登壇。「ワーカーの働き方、価値観の変化」「これからのオフィスに必要な役割」などをテーマに最新の知見を述べた。

 更に「オフィスワークとリモートワークのハイブリッド化の方向性はほぼ確定的」とし、その上でシリコン・バレーにおける計画や、21年に、働き方の実験場「THE CAMPUS」としてリニューアルしたばかりのコクヨ本社などの実例を挙げた。第二部ではKDDIオーストラリア、ジェネラル・マネジャーの向井真理氏が登壇し「場所を問わない働き方を実現するITデザインとは」をテーマに講演。同社が提供可能なITデザインについて紹介した。


合同安全対策邦人連絡協議会が開催

 在メルボルン日本国総領事館は9月30日、「メルボルン・アデレード・ホバート合同安全対策法人連絡協議会」をオンラインで開催。メルボルン日本商工会議所やアデレード日本人会、タスマニア豪日協会など30団体、51人が参加した。

 島田順二・在メルボルン日本国総領事のあいさつの後、JAMSNETメルボルン総合診療医・富永愛子医師より「メンタルヘルス対策」、ビクトリア警察刑事E-Crime Squad・ジョン・チェイン部長代行と小沼上級巡査長より「サイバー犯罪及び詐欺対策」が講じられた。サイバー犯罪に関しては、国際ロマンス詐欺などの事例の紹介の他、参加者より直近での身近な事例が共有された。また、在メルボルン日本国総領事館・宮本陽介領事は領事館のウェブサイトに掲載されている「安全な生活のために」に目を通して欲しいと伝え、トラブルがあればEメール(meljapan@mb.mofa.go.jp)で領事館まで相談して欲しいと述べた。


SBSラジオ日本語放送見どころ

 SBSラジオ日本語放送は毎週、火、木、土曜日の午後10〜11時に番組を放送している。シドニー市内からはAMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBSRadio1」を選択する方法で聞くことができる。

 9月は、日豪の音楽ユニット「RYHME SO」や、「40 Under 40 Most Influential Asian-Australians」の1人に選ばれたシドニーの弁護士でバレエ教師でもある伊東裕子さん、東京パラリンピックの開会式でDJを務めたファッション・ジャーナリストの徳永啓太さんのインタビューなどを放送。ウェブサイトでバックナンバーの視聴ができる。また、毎月弊誌発行日、25日直前の木曜日は、NICHIGO PRESS翌月号の見どころや取材の裏話などを編集部スタッフが紹介している

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese

SHARE
Google Adsense