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豪州で仕事をしている彼と結婚予定。私のビザ申請の手段は?

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Q

私は現在、日本にいるのですが、恋人が単身赴任でオーストラリアで仕事をしています(ビジネス・ビザ保持)。近々結婚を予定しており、私も一緒にオーストラリアで生活したいと考えているのですが、結婚後にビザの申請をすることができますか。(30歳女性=会社員)

A

ビジネス・ビザ申請者の配偶者として申請するには、以下の条件が必要となります。

  • 結婚してからの申請

    通常は戸籍謄本(とうほん)などの婚姻証明によって申請することができますが、結婚してまだ間もないという場合は、共同名義の書類なども一緒に提出します。どうしても共同名義の書類がない人は、今までのお付き合いの証明となるものを提出すると良いでしょう。

  • デファクトで申請

    デファクトで申請する場合、2人が夫婦同様に生活をしている証拠が必要です。特に決まった期間はありませんが、目安として最低6カ月程度のデファクト期間をみておく方がより安心かと思います。

  • スポンサー会社からの認可

    ビジネス・ビザ保持者の配偶者なので、必ず会社がスポンサーになって、ビジネス・ビザを出してもらえるということではありません。スポンサーとなる会社は、ビジネス・ビザを所持している人全員に対して、いろいろなスポンサーとしての義務があります。
     一番重要なのは、スポンサー会社がビジネス・ビザに配偶者として入ることを許可するかどうかの確認となります。許可してもらえる場合は、その確認の旨を書いたレターを発行してもらう必要があります。もしスポンサー会社が同意しない場合は、いくら配偶者であってもビジネス・ビザを申請することはできません。

健康保険

現在、ビジネス・ビザ保持者は、必ず健康保険に加入しなければなりません。ビザ保持者は既に何らかの保険に加入済みだと思うので、それに家族プランとして入る必要があります。

費用(2018年12月現在)

ビジネス・ビザには現在、2つのストリームがあります。費用は、ビジネス・ビザ保持者がどのような職でビザを取得しているかによって変わります。それぞれのストリームと必要費用は以下の通りです。

  • Short Term Stream:配偶者1,175ドル/子ども(18歳未満)295ドル
  • Medium Term Stream:配偶者2,455ドル/子ども(18歳未満)615ドル

もしオーストラリア国内で既に一度ビザを申請している人が同ビザを申請する場合、申請者それぞれに、700ドルが追加されるので注意が必要です。

ビザの条件など

ビザの期間は、ビジネス・ビザ保持者に出されているビザ期間までとなります。配偶者としてのビジネス・ビザの条件は、何のお仕事をしていても構いません。子どもは修学年齢であれば学校に行く必要があります。

上記は一般的なご案内となり、各個人へのアドバイスとしては使われるものではありません。ご自身の状況による詳しいアドバイスは、専門家にご相談されることをお勧めします。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet

UTS並びにシドニー大学卒業。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

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