●今月のお悩み●
ボールがよく左に飛んで行ってしまうのと、上に飛ばずゴロゴロと転がってしまうことがあります。いつでもボールが真っすぐ飛ぶようにアドバイスをお願いします。
(トム君=11歳、ゴルフ歴5年)
しゅり先生のワンポイント・アドバイス
ボールが当たると飛びそうですが、安定していないスイングにも見えます。お悩みの原因はグリップにありそうです。
トム君はいわゆるストロング・グリップ、そしてベースボール・グリップなので、右手が開いた状態です(写真1)。そのためインパクトからフォローにかけて、タイミングが悪いと手首がローリングしてしまい、クラブ・ヘッドがクローズしてしまうことで(写真4)、ボールが左に飛んでしまったり、上がらずゴロゴロのショットが出てしまうようです。
まずは、右手のグリップをいつも確認してください。右手の人差し指と親指で作るVの字があごと右肩の間に向くように気を付けると、手首が固くなり過ぎずに正しく手首が使え、クラブ・ヘッドが最後まで振り切れるようになるでしょう。また、バック・スイングを上げる際に、体の回転が少なく、上半身が起き上がってしまうと(写真2)、インパクトの正しい位置に戻りにくくなるので、アドレス時の前傾状態を保ったままで、上半身の捻転をイメージしてください。
相談者の感想
しゅり先生にいつも優しく教えてもらいながら、楽しくゴルフ・レッスンをしています。グリップを持つ時に へんなクセがあることが改めてよく分かりました。これからは先生のアドバイスのポイント通りに気を付けて、いつでもボールが真っすぐに飛ぶように毎回ちゃんとグリップを持つようにしたいと思います。これからも レッスン、よろしくお願いします。
Tel: 0419-428-131
Email: email@shuriscountryclub.com
Web: ameblo.jp/shuriyasuda
しゅり先生プロフィル
1987年来豪、シドニーでアマチュアとして活躍後96年プロに転向。日本人初の豪州政府公認ゴルフ・コーチの資格を獲得し、指導を行っている。オーストラリア女子プロゴルフ協会会員。しゅりズ・ゴルフ・スクール主催。オーストラリアゴルフ・ライター協会会員
Web: www.ameblo.jp/shuriyasuda