シドニーでおいしい魚を食べられる9店①

ら～めん一番鳥

「シド前寿司」「ウニ×ラーメン」この味は一番鳥だけ

月･火限定の「お任せ寿司コース」では、名すしシェフとして知られる函館出身の松谷シェフが握る本格すしを堪能できる。すしに適した新潟県妙高産の米を使ったシャリ、埼玉県の弓削多しょうゆ、有明産の海苔など素材の全てを日本産から厳選するなど徹底。シドニー港で水揚げされた新鮮な魚と合わせ「シド前寿司」という唯一無二のジャンルを築き上げている。コースでは、タコの柔らか煮、銀だらカマの西京焼き、イカの一夜干し、カニ味噌･イクラを使った茶わん蒸し、アワビのステーキ、和牛の手巻きなど豪華な品々を惜しげなく提供、食通を唸らせている。デザートも本格和菓子職人によるものだ。水～土曜日は、ラーメン店として高級食材をふんだんに使った独創的なラーメンを提供。こちらも見逃せない。

バー＆グリル　エビス

2人の超有名シェフが監修した本物のおせち料理で新年を迎えよう

豊富なメニューが手頃な価格で味わえることで定評がある同店では、豪華重箱に入った2段重のおせちを予約受付中。監修は同店のエグゼクティブ･シェフの名古路氏と、すし･刺し身マスターの上田氏。名古路氏は、モスマンにある人気日本食レストラン「Mino」の創業者で、その後も数々のレストランの料理長を務めてきた懐石の達人。そして上田氏は、ニュートラル･ベイの大繁盛店「スシ･スタジオ」の創業者で、業界では知らない人がいないほど名の知れた職人だ。エグゼクティブ･シェフである名古路氏が中心となって料理の内容を決め、職人の上田氏が直接魚市場に行き、目利きした魚だけを使用して調理されるので、他では食べられない“本物”のおせちが味わえるという。おせちは、豪華お重箱に入った2段重おせち（3～4人前、250ドル、60セット限定）と日本の正月気分を味わいたい人が気軽に予約できるミニ2段重おせち（2～3人前、100ドル、50セット限定）の2種類が用意されている。既にエビス･チャイナタウン店（Tel: (02)9211-3038）で電話予約を開始しており、定員になり次第、締め切りとなるので早めの予約をお勧めする。エビス･チャイナタウン店か、マムズフード工場で受け取れ、詳細は注文時に伝えてくれる。その他にも同店では、懐石コース（ディナーのみ、5品コース80ドル、7品コース100ドル、7品コース120ドル、特別お任せコース150ドル）、すしコースも提供しているため、ワン･ランク上のちょっとぜいたくな時間を過ごすことができる。また数十人の団体も収容可能なので忘年会、新年会での利用も良いだろう。

すし･刺し身マスターに聞いた
◆ ◆ お勧めサービス ◆ ◆

すし特別コース（1人前＄80）

「すし特別コース」では、その日の朝に仕入れた魚をすし･刺し身マスターの上田氏が目の前で握り、カウンター越しに手渡しで提供してくれる。同店ではすし店と同じレベルの品質、鮮度のものを仕入れており、そのためコース内容はその日にならないと分からないが、客からはコスト･パフォーマンスが良いという声が寄せられるという。仕入れた魚はもちろん、職人の上田氏が丁寧に仕込み、酢でしめたもの、昆布でしめたもの、イクラのしょうゆ漬けなどで味わうことができる。なお、カウンター越しにすしが提供される都合上、「すし特別コース」の予約は前日までの受け付け、ディナーでカウンター席のみ、最少2人から最大4人までの利用となっている。