バレリーナのカバンの中身─QLDバレエ団 合々香と弘平のグランパドドゥ 第16回

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第16回 バレリーナのカバンの中身

ブリスベンを一望するマウント・クーサの朝日を浴びながらの1枚(Photo:  Irving Neil Kwok)

 皆さんこんにちは。QLDバレエ団の吉田合々香です。皆さんがお仕事で使うカバンの中には、それぞれの職業によって多種多様なものが入っていると思います。今回は、私たちバレリーナのカバンの中身をちょっとだけご紹介したいと思います。

 女性ダンサーのカバンで多くのスペースを占めるのは、仕事柄欠かせない何足ものトゥ・シューズ。バレエ・シューズと呼ばれる柔らかい靴(毎朝のバー・レッスンやコンテンポラリーの作品などで履く)も必需品。ウォームアップやストレッチで使うゴム・バンドやフット・ローラーもいつでも使えるよう各自のお気に入りを常に持ち歩きます。

  急な水膨れやシューズに縫い付けるリボンの補修などのために、テーピングや裁縫セットも欠かせません。

 リハーサルで毎回微調整があるフォーメーションや場所取り、ステップの音取りなどの変更事項を忘れないようにするためのノートとペンや、パートナーと至近距離で踊るエチケットとしてミント・タブレットを常備する同僚もいます。

  女性ダンサーがリハーサルで身に付けるスカートの長さは、その役で実際に着る衣装の丈に合わせます。同じ役でもシーンにより衣装が変わる場合もあるので、何枚かカバンに忍ばせています。

 最後に、必要不可欠なのが水分補給。水筒の中身もダンサーによって異なります。大量の汗で失われる電解質を補うためのタブレットを溶かしたものを愛飲するダンサーもいれば、炭酸水をいつでも飲めるよう楽屋にソーダ・メーカーを置くダンサーもいます。

 バレエ・ダンサーのカバンの中のお話、いかがでしたか。次回もどうぞお楽しみに。

このコラムの著者

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吉田合々香(よしだねねか)/QLDバレエ団プリンシパル・アーティスト

金沢市出身。欧州に4年間留学後、2014年QLDバレエ入団のためにブリスベンに移住。平日はバレエ漬け、週末はお菓子作りや居心地の良いカフェでの時間を楽しむ。リラックス方法はおいしい和食を食べ、お風呂に浸かり、アロマを焚いてぐっすり眠ること。好きな映画は『ジュリエットからの手紙』。

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