後藤茂之・経済再生担当大臣は、訪問中のオーストラリアで22日、ドン・ファレル貿易・観光大臣およびティム・エアーズ貿易・製造補佐大臣らと、環太平洋連携協定(TPP)の拡大をめぐり意見交換を行った。「ファレル大臣とは直接お会いする機会に恵まれなかったので来られてうれしい」と話し、新規申請国のTPP加入に関して3つの原則の重要性を改めて確認したことを強調した。
後藤大臣は3つの原則を「ハイスタンダード(高い基準レベルの維持)」「トラックレコード(貿易に関するコミットメント遵守状況の確認)」「コンセンサス(参加国すべての同意)」と説明。
取材陣からは、中国、台湾など新規加入希望国に関して会談の議題に出たのかなど具体的な質問が上がったが「出ていない」と答えた上で、「日本とオーストラリアのスタンスは似ている。豪州との連携は引き続き重要視していきたい」とコメントした。