客車5両脱線、ディーゼル機関車横倒し
2月20日夕刻、シドニー発メルボルン行きXPT列車がメルボルンの北で脱線、2人が死亡した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
事故現場はメルボルンの約45km北、ワラン駅付近のヒューム・ハイウェイと並行して走る区間。
列車には160人ほどが乗っており、客車5両が脱線、ディーゼル機関車が横倒しになった。
現場に出動した郡部消防局(CFA)広報担当官によると、線路もかなりの被害を受けており、医療輸送ヘリコプターも3機が現場に出動、救急隊員が負傷者の手当をしており、負傷者1人はヘリコプターでメルボルン市内の病院に空輸された。
2両目に乗っていたスコット・リッカード医師は、「突然列車が急減速し、停止し、テーブルの上の物が吹き飛び、乗客があちこちに転がり、荷物も吹き飛んだ。私の乗った車両は傾いて停まった」と体験を話している。
列車が停まった後も10分くらい車内に閉じ込められていた。人があちこちに倒れており、急いで、けが人がいないかどうか調べて回った。ほとんど軽い傷だけだった」と語っている。
また、「10分ほどしてからようやく車外に出たが、みんなの無事を確認するのに時間を取られただけだ」と語っている。
■ソース
Two people die after passenger train derails near Wallan north of Melbourne