連邦政府、ブリスベンにホットスポット宣言
QLD州ではブリスベンで海外帰国者隔離ホテルの清掃係員がイギリス型のコロナウイルス新突然変異株陽性と判定されたことから、海外からの渡航者・帰国者人数制限を引き下げることが決まった。
また、QLD州がブリスベン都市圏をホットスポットと宣言したのに続いて連邦政府も同地域をホットスポットと宣言した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
1月8日の全国閣僚会議において、スコット・モリソン連邦首相は、感染力が従来の株の70%増しという突然変異株のオーストラリアへの侵入を防ぐため、海外からの渡航者数を制限する他、航空旅客輸送について新しい規制を導入すると発表した。
新たな規制内容として、NSW、WA、QLD各州に到着の国際線旅行者は2月15日までこれまでの半数に減らされる他、オーストラリア行きの国際線航空機搭乗前にコロナウイルス検査を受け、陰性の判定を受けていなければならない。
モリソン首相は、「ただし、やむを得ない理由など考慮できる場合には義務を免除することができる。たとえば、検査を受けることが難しい『アンバー』級リスク国からの季節労働者などは搭乗前のコロナウイルス検査を免除することができる」と語っている。
その他、ホテル隔離関係職員やホテル従業員は毎日検査を受けること、航空機内では国際線・国内線を問わずすべてマスク着用が義務化されることになっており、モリソン首相は、「旅行者、職員を問わず、感染防止策と国際線旅客規制に協力しなければならない」と語っている。
また、ブリスベン都市圏をホットスポットと宣言したことに触れ、海外在住オーストラリア国民の80%は現在コロナウイルス新種株が出現している国に滞在していると語った。
■ソース
International arrival cap lowered, Commonwealth declares Brisbane a hotspot to stop new COVID strain