州境閉鎖状況一覧

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1月11日から一部解除も

 州境閉鎖はかなり流動的に行われているが、現在、シドニー、メルボルン、ブリスベンからの旅行者に対する州境閉鎖が厳しく残っており、また、全国の空港、航空機内がマスク着用義務化されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州は、QLD州の一部を除いて州境は完全に開いているが、1月2日より、ブリスベン市とその周辺地域からの旅行者はNSW州に入ることが禁じられている。また、州内の移動は規制されていないが、州政府は、コロナウイルス感染が集中している大シドニー地域の住民は重要な用事がない限り郡部に行かないよう要請している。

 QLD州は、大シドニー地域からの旅行者の入域を禁じており、同地域外の者でも過去2週間以内に同地域に入った者も同様にQLD州への入域を禁じられている。また、大シドニー地域から帰宅するQLD州民は州政府の指示するホテルに自己負担で2週間隔離することが義務づけられている。VIC州からの帰宅者は帰宅すれば直ちに検査を受け、陰性判定が出るまで自宅隔離が義務づけられている。それ以外の州・準州からの旅行者は自由に移動して構わない。

 VIC州は、入域者全員が入域許可を申請しなければならない。VIC州政府は、NSW州の大シドニー都市圏、ブリスベン地域などのレッド・ゾーン、それ以外の地域のオレンジ・ゾーン、郡部のほとんどを占めるグリーン・ゾーンに色分けしており、オレンジ・ゾーンからの旅行者は到着から72時間以内に検査を受け、陰性判定が出るまで自己隔離する。

 ACTは、大ブリスベン地域からの旅行者の制限を撤廃した。大ブリスベン地域からの旅行者で、強制自己隔離していた者は11日午後2時から隔離を解かれている。一方、大シドニー地域からの者はACT入域を禁じられているが、ACTに帰還する住人で大シドニー地域にいた者は14日間の自己隔離を命じられている。

 TAS州は、大ブリスベン地域からの旅行者で、1月8日午前9時以前にTAS州に入った者は隔離を解かれているが、それ以降に大ブリスベン地域からTAS州に入る者は隔離に入らなければならず、1月13日に見直しが行われる。また、VIC州の一部の商店などに立ち寄ったことがある者も規制を受ける。大シドニー地域からの渡航者も14日間の隔離が義務づけられている。

 WA州がもっとも厳しく、1月2日以降にQLD州にいた者は、WA州への入域を認められない。また、VIC、NSW両州からの旅行者は原則としてWA州入域を認められていない。

 SA州に入る者は、州境入域旅行者申請書に記入しなければならない。ただし、大ブリスベン圏に立ち寄った者は、14日間の隔離に入り、初日、5日目、12日目に検査を受けなければならない。また、SA州とNSW州の州境から100km以内の居住者は免除される。

 北部準州は、入域に際して入域証に署名申請しなければならないが、コロナウイルス・ホットスポットに入った者は$2,500の自費で自己隔離しなければならない。

 NT準州政府は、1月11日付で大ブリスベン市のホットスポット宣言を解除した。
■ソース
Here are the coronavirus border closure rules across all states and territories in Australia

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