チャーター・フライト2機にコロナウイルス感染者同乗
VIC州がNSW州との州境を規制し、国民が国内を自由に移動できない時に、VIC州では全豪オープン・テニスを開催するため、海外から1000人を超える選手やスタッフの入国を認めていることで他州から批判が出ている。
そんな時に、海外から選手を運んできたチャーター・フライト2機に感染者が乗っており、同乗の47人が2週間の隔離に入った。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
1月16日に到着のフライトではコロナウイルス・ホットスポットから1200人を超える選手・役員らがメルボルンに入っており、主催者は全員の検査で陽性者が出ないことを願っている。
1月15日朝にロサンジェルスから到着したフライトには選手24人が乗っており、そのまま隔離のホテルに収容された。また、アブ・ダビから到着したフライトの23人も同じく隔離のホテルに収容された。
テニス・オーストラリアは、「アラブ首長国連邦からのフライトで選手では1人が検査で陽性と判定された。同人はフライト搭乗前には陰性と判定されていた。同フライトには選手23人を含む64人が乗っていた。全員が隔離に入っており、陽性の1人はヘルス・ホテルに収容されている」と発表している。
全豪オープン・テニスは2月8日から始まる予定になっており、1200人を超える選手役員が市内の3つのホテルに隔離収容されている。
全豪オープン・テニス出場選手は、開催の条件として、強制隔離期間中も毎日5時間のトレーニング時間を確保することになっている。しかし、感染者と同乗していた選手は練習のためにホテルを出ることは許されない。ランキング41位の錦織圭もその中に含まれている。
ただし、錦織と彼の一行は全員陰性と判定されている。
■ソース
Open rocked: nearly 50 players set for hard quarantine