ウェストコネックス自動車道分岐点から南のコガラまで
5月24日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州運輸相の発表として、シドニー空港の西、アーンクリフのウェストコネックス自動車道トンネルとM5、M8の分岐点から、ボタニー湾沿いに南下し、コガラのプレジデント・アベニューまでに新規トンネル自動車道建設を開始する計画を伝えている。
グラディス・ベレジクリアンNSW州政府はこのトンネル自動車道建設に25億ドルの予算を用意しているが、コガラから南のサザーランド・シャイアまでの将来的な延伸計画は未定のままになっている。
同日、アンドルー・コンスタンス運輸相が発表したもので、価格25億2,000万ドルの第一期工事区間の4kmトンネル建設契約を取り交わした。
報道陣から、「政府はM6自動車道建設第二期工事としてタレン・ポイントまで、さらに南のロフタスまでの延伸工事計画を考えているのか?」と質問が出たが、コンスタンス大臣は、「政府はまだ下調べの途中であり、トンネル延伸をするとすればどのルートを選ぶのかなどを検討しなければならない」と答えている。
さらに、「現在の建設計画に話を戻すと、これほどの規模の建設工事の場合、地域の交通などにかなりの規模の支障が出ることは明らかだ。政府はその対策も考えなければならない」と語っている。
また、各方向2トンネルの建設工事は2022年初めから開始され、2025年までには竣工する。当初、ベレジクリアン政府は、2024年までには竣工できると予想していた。また、ロフタスから南、ロイヤル国立公園を抜ける自動車道延伸工事計画は2017年に放棄されている。
コンスタンス運輸相は、「第二期工事については事業可能性その他の基礎調査を進めている。M6延伸計画に投資するためにはそれだけの作業が必要だ」と語っている。
■ソース
Construction to begin next year on new Sydney motorway tunnel