社会規制発令中に選手自宅に集まりパーティ
7月3日、NRLのセント・ジョージ・イラワラ・ドラゴンズの選手10人以上がシェルハーバーの選手宅に集まってパーティを開いたが、騒ぎで近所の住人から警察に苦情が入り、警察官が出動して社会規制発令中の公衆衛生命令違反を確認した。参加した選手らは警察から罰金を言い渡された他、NRLからも巨額の罰金と出場停止処分を受けた。
7月4日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
処罰を受けたのは自宅でパーティを開いたポール・ボーン選手、さらに11人の選手が現場で警察の取り調べを受けたが、他にもボーン宅から徒歩で逃げた選手もいると報道されている。
NRLのアンドルー・アブドCEOが厳罰を約束しており、選手はNSW州警察から各$1,000の罰金通告を渡された他、NRLからは総額$305,000の罰金を言い渡された。また、ボーン選手は8回の出場停止、他の選手も各1回の出場停止を言い渡された。
また、ボーン選手の妻、エルさんも警察の罰金通告を渡されている。
7月4日、NRLの組織粛正委員がパーティ参加の選手全員から事情聴取し、クラブのバイオセキュリティ・バブル外の者の参加がなかったかどうかを厳重にチェックした。チーム以外の者が参加していれば、その者がコロナウイルス陽性陰性にかかわらず、バイオセキュリティが冒されたことになるため、パーティ参加者全員に14日間の隔離が命じられ、1週間後に予定されているマンリー・シー・イーグルズとの試合が不戦敗になる。
SMH紙が伝えるところによると、State of Origin出場のドラゴンズ選手は1人もパーティには参加していなかった。
アブドCEOは、コロナウイルス蔓延下で試合を続けていくため、厳正な態度で行動することを社会に約束し、関係州政府に約束してきた。その義務を忘れる選手がいて残念なことだ。クラブのバブルには900人の人間が所属しており、99%の者は正しい態度で臨んでいる。少数の不埒者が99%の者の信頼を裏切ったことになる」と語っている。
■ソース
‘Let the entire NRL down’: the full list of Dragons players at Paul Vaughan’s house party