グラッドストン港沖のLNGタンカー船員11人が陽性
8月5日付ABC放送(電子版)は、QLD州で8月4日午後8時までの24時間に新たに16人が市中感染陽性者がコロナウイルス陽性と判定されたと伝えた。また、グラッドストン港沖のLNGタンカーの船員11人が陽性と判定されたことを伝えている。
スティーブン・マイルズQLD州首相代理は、「4日夜までの24時間の検査回数は52,000人でさらに記録を更新した。インドゥルピリー州立高校のクラスターは総数79人」と発表している。
また、スコット・モリソン連邦首相は、「9月に予定されていたQLD州へのファイザー・ワクチン112,320用量を1か月前倒しにして供給する」と発表した。半量は来週、残りの半量は再来週になる。
今回の陽性者79人はすべてインドゥルピリー州立高校生徒1人から始まっているが、ブリスベン市内ホテル隔離中の海外帰国者と生徒との間の感染経路が依然判明していない。
一方、4日夜までの新陽性者は、アイアンサイド州立小学校の生徒3人、また、9人は同校生徒の家庭接触だった。さらに、4人がブリスベン・グラマー・スクール関係で1人が教職員、2人が生徒、1人は感染者の家庭接触だった。また、79人のうち、38人が学校生徒、4人が教職員となっている。
マイルズ州首相代理は、「新陽性者のうち3人は1日は感染力のある時期に外出して市中を移動しており、1人は2日間外出して市中を移動していた。しかし、12人は感染力のある時期に自己隔離しており、また、全員感染経路が明確に1人に集中しており、これはありがたいことだ」と語っている。
ジャネット・ヤング主席医務官は、「QLD州がこれほど早くウイルスを抑え込むことができるとは予期していなかった。8月8日にロックダウンを解除できる希望が生まれてきた。これも州民が一致してコロナウイルス感染予防に尽力してきたためだ」と語っている。
さらに、「ただし、これで終わったわけではない。まだまだ気を抜くわけにはいかない。しかし、これまでのところ実に正しく進んできた。8日にロックダウンを解除できるとしたら州民全員にとって素晴らしいことだ。きっとできると思う」と語っている。
さらに、「8月8日午後4時にロックダウンを解除できても様々な社会規制は依然として続く」と語った。
グラッドストン港沖合のLNGタンカー「パン・ヨーロップ」では、船員11人が海外感染の陽性と判定されている。
イベット・ダース州保健相は、「本日より州内113の薬局に22,600用量のアストラゼネカ・ワクチンを配給する」と発表した。
■ソース
Queensland records 16 new community cases of COVID-19, 11 detected in ship off Gladstone coast