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月曜は大シドニー地域の学校で教師不足懸念

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160校で教師の接種作業が間に合わず

 NSW州の学校の対面授業再開は大シドニー地域では大規模な教員不足が予想され、160校が教員補充を要請している。

 10月23日付ABC放送(電子版)は、「10月25日に2年生から11年生までが登校し、対面授業に入る時には、教師がまだワクチン接種を済ませておらず、大シドニー地域で2,3千人の教師が欠勤することになるかもしれない」と伝えている。

 現在、教職員の95%以上が完全接種済みと報告しているが、NSW州教職員組合によると、約3,000人の教師がまだ完全接種に至っていない。

 NSW州の公立学校では一部の学年はすでに先週から対面授業に入っており、10月25日には7年生以上が初授業に入る予定だが、教職員組合の警告と合致するように州教育省でも、「160校から臨時の教員補充を求める要請が入っている」と発表している.

 州の公衆衛生命令により、全教職員が11月8日までに完全接種を済ませなければならず、圧倒的大多数は既に2回の接種を済ませているが、州政府が対面授業復帰を前倒しで実施したため、接種を完了していない教師がかなりの数で残されていた。

 NSW州教職員組合のアンジェロ・ガブリエラトス議長は、「対面授業再開の前倒しを急遽決定した州政府はその点を考慮していなかった。3000人の教師補充は不可能だし、そもそも政府が予想しておくべきことだった」と語っている。

 先週に対面授業が始まった学校でもほとんど直ちにコルナウイルス陽性判定が出たために休校措置が取られている学校も現れている。

 州教育省側は、「州の2,200校以上の中で160校だけが補充教員派遣を求めているだけだ。それらの学校に対しては、今後2,3週間の間教職員管理を支援する用意がある」と発表している。
■ソース
Schools in Greater Sydney could face teacher shortages when full capacity returns as 160 seek help with staffing

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