州・連邦両警察の捜査、100万ドルの報奨金も
10月16日午前6時過ぎ、WA州ガスコイン地域の海岸にある潮吹き岩のキャンプ場で、両親と来ていたクレオ・スミスちゃん(4)が、テントから姿を消したと両親が届け出、救援局員らも加わって一帯を捜索、出入りのキャンパーの車もすべて点検し、さらに周辺地域の防犯ビデオも調べ、事件解決につながった情報の提供者には100万ドルの報奨金も用意され、市民の目撃情報を求めているが、クレオちゃんの消息がつかめないまま間もなく2週間が過ぎようとしている。
10月29日付ABC放送(電子版)が伝えている。
クレオちゃんは両親のエリーさんとジェークさんとは別のテントに寝ており、両親がクレオちゃんのテントを覗くと、クレオちゃんの姿と寝袋が消えていた。両親の届けで捜索が始まったが、情報を求めるクレオちゃんの写真入りのポスターはWA州一帯に貼り出されていると伝えられている。
消息を絶ってから数日後にはWA州警察の殺人課も捜索に加わり、また、以前からクレオちゃんを狙っていた者がいるかも知れないということでスミス一家の自宅の窓なども鑑識課の指紋その他の証拠採集が行われた。
州警察のカーナボン警察署殺人課のロッド・ワイルド警視正が捜査を指揮しており、10月29日には、「捜査の一環として、過去10年遡って児童を狙った犯罪も調べている。最近には類似の犯罪は起きていないが、予断を排してすべての事件を洗い直している」と語っている。
ワイルド警視正は、「現在も周辺地域の防犯ビデオをチェックしている。10月16日午前3時頃、車でキャンプ場を離れる人の姿が他のキャンパーに目撃されており、その車の乗員が名乗り出てくるのを期待している。今後、海上の再捜査もあり得る。事件当時、地上と海上の状況の情報を専門家から得ており、その結果、海上の捜査を早々に打ち切っていた。クレオちゃんが今もWA州内にいるのか、それとも既に州外に連れ去られたものか、どんな可能性も排除しないで捜査していく」と語っている。
■ソース
Cleo Smith investigation will review reports of predatory behaviour in the area, detective Rod Wilde says