カーナボンの民家に監禁、男逮捕取り調べ開始
11月3日付ABC放送(電子版)は、10月16日未明、WA州カーナボン北方の潮吹き岩キャンプ・サイトで就寝中のテントから行方不明になっていたクレオ・スミスちゃん(4)がカーナボンの民家に監禁状態で無事発見されたと伝えている。
WA州警察のコル・ブランチ副長官は、「3日午前1時頃、警察官が容疑者の民家に令状を執行し、一室に閉じ込められていた女児に名前を尋ねると、「クレオ」と答えた」と発表している。クレオちゃんは既に両親と再会した。
警察はカーナボン在住の男を逮捕、取り調べを始めている。
クレオちゃんの母親、エリー・スミスさんは、インスタグラムでクレオちゃんの無事を発表した。
10月16日午前6時頃、両親がクレオちゃんの行方不明を警察に通報すると、直ちに警察や緊急救援局員らによる捜索が始まり、時間が経つにつれてWA州全域にクレオちゃんの顔写真を貼り出し、WA州政府が事件解決に導く情報提供に100万ドルの報奨金が発表され、殺人課捜査員や連邦警察も捜索に参加するなど次第に捜索規模が広げられていった。
また、事件当時キャンプ場にいたキャンパーや車の捜査、周辺地域の防犯ビデオのチェックなども続けられた。
クレオちゃん無事発見を発表したブランチ副長官は、「誰もが願っていた結果になって良かった。クレオちゃんの両親、WA州民、捜索に加わった大勢のボランティアに感謝したい。また、州警察の警察官にも感謝したい。今後、さらに救出時の状況を発表できると思う」と語っている。
ラジオに出演したカーナボン・シャイアの郡長は、「うれしさでいっぱいだ。この2週間、カーナボンの住民はクレオちゃんの安否を気づかって胸を痛めていた。みんな、エリーさんと義父のジェーク・ギドンさんにできる限りのサポートをしてきた。今日はみんな1日ゆっくり休みを取ってもいいと思う」と語っている。
スコット・モリソン連邦首相とアンソニー・アルバネージ労働党党首も安堵の気持ちを発表している。
■ソース
Cleo Smith found alive by WA Police in Carnarvon, man in custody being questioned by detectives