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QLD州、ワクチン接種展開が進まず、規制解除にも影響

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州首相「14日か15日に完全接種率70%達成」

 11月12日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、国内でコロナウイルス・ワクチン接種展開がもっと遅れているQLD州がようやく規制緩和に向けての道程の発表を予告したと報じている。

 同日、連邦政府はオーストラリア全体の平均で最低1回の接種の率が90.1%に達したと発表した。

 一方、この日、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「QLD州は、14日か15日に2回の完全接種率70%を達成する見込み」と発表しており、今週に1回の接種の率が80%に達したばかり。

 QLD州は最下位でその上にWA州の82%、NTの83.1%、SA州の84.9%などがある。ただし、2回の完全接種率ではQLD州は69.4%で、最下位WA州の68.9%を追い抜いている。

 逆に接種率トップは最低1回の接種率でACTが95%を超えており、NSW州は94.1%、VIC州は92.6%などがある。

 QLD州政府は、新しい州境規則を発表、NSW州からQLD州に入る許可を得ているエッセンシャル・ワーカーは、最低1回の接種を受けていなければならない。

 QLD州は12月17日を州境閉鎖解除、社会規制緩和の予定日にしており、その頃に2回の完全接種率が80%に到達すると見込まれている。そのため、州政府も州保健当局もそれまでにできる限り接種率を向上させようと図っている。

 11月12日の記者会見で、州の接種状況を質問されたパラシェイ州首相は、「11月11日には、州保健当局は17,509人に接種している。これは過去2週間で最高の数字だ。また、この週末には50を超える学校で集団接種を実施している。州民が自発的に接種を受けに現れることが大切だ」と語っている。

 全般的に接種率が低いQLD州の中でもゴールド・コーストはさらに低く、今週にはそのゴールド・コーストで感染源不明の陽性者が2人出ている。また、当局も、州境付近の住民にはできるだけ早くワクチン接種を射つよう呼びかけている。
■ソース
Lax on vax: Queensland in last place before another vaccination weekend

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