オーストラリアで18歳未満の死亡者3人目
「若年者はコロナウイルスには感染しない、死なない」と信じられているが、VIC州で10歳児がコロナウイルス感染症で死亡しており、オーストラリアで18歳未満の死亡は3人めとなった。
11月20日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
州保健省の発表によると、11月19日午後8時までにVIC州で死亡したコロナウイルス患者5人のうちの1人で、他の使者は80代と90代だった。また、この10歳児は重篤な基礎疾患があった。
2021年8月には15歳の少年がコロナウイルス感染症で死亡、10月にはメルボルンの15歳の少女がやはり重篤な基礎疾患をいくつか抱えており、コロナウイルス感染症で死亡している。
VIC州では2020年3月中旬以来1,273人がコロナウイルス感染症で死亡している。
シドニー大学の小児感染症学のロバート・ブーイ教授は、「児童、ティーンネージャのコロナウイルス感染症での死亡率は、接種済み成人と比較してもはるかに低い。イギリスでは2021年3月までの1年間に16歳未満のコロナウイルス感染死亡例は25人を数えているが、その半数で重篤な基礎疾患があり、主としてダウン症候群、脳性マヒなどの他、いくつかの心疾患、肺疾患が見られる」と語っている。
VIC州では11月19日午後8時までの24時間に1,166人が新たにコロナウイルス陽性と判定され、現在312人がコロナウイルス感染症で入院しており、そのうち5人がICUに収容され、24人が酸素呼吸装置を着けている。その他にICUに収容されているコロナウイルス患者が59人いるが、こちらは既に感染力段階を過ぎている。
VIC州では一時期1日に2,000人を超えた新陽性者発生数も現在5日間平均で1,021人になり、かつ現在は減衰に向かっている。
■ソース
Child under 10 dies with COVID-19 in Victoria