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QLD、コロナウイルス新陽性者ゼロ

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政府、見つかったPCR検査「抜け道」塞ぎ検討

 11月22日付ABC放送は、QLD州ではコロナウイルス新陽性者はゼロ発生だったが、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査に「抜け道」が見つかったため、州保健当局がこの抜け道を塞ぐ措置の検討を始めたことを伝えている。

 ジャネット・ヤング氏が主席医務官から州総督に就任したため、後継者が就任するまでピーター・エイトケン副主席医務官が主席医務官代理を務めており、11月22日の記者会見で、「コロナウイルス検査の72時間ルールが抜け道になっており、早急に是正したい」と語った。

 この制度では、コロナウイルス・ホットスポットに行った者がQLD州に帰ってきても入州時に検査を受けなくてもよいことになっている。新陽性者ゼロを発表したエイトケン主席医務官代理は、コロナウイルス・ホットスポット地域に対して州境閉鎖が解除された時点で検査ルールを再検討すると語った。

 現在、QLD州のコロナウイルス規制解除道程では、州内の16歳以上の完全接種率が80%に達した時点でQLD州民はコロナウイルス・ホットスポットに入り、その後にQLD州に戻ってきても、入州前72時間以内のコロナウイルス検査で陰性と判定されれば14日間の隔離をしなくても良くなる。

 この規則では、QLD州民は州を出てホットスポットに向かう前に検査を受け、ホットスポットに入った後、検査から72時間以内にQLD州に帰ってくればホットスポットでの検査もせず、QLD州に戻った後に14日間の隔離もしなくて良いことになる。

 エイトケン氏は、「この抜け道は当初予想していなかったことだ。規則はあくまでもホットスポットで検査を受ける事を考えていた。ほとんどの州民はそのように行動すると思うが、スピード違反をする者がいるように、このルールの不備を利用しようとする者が現れる可能性もある。保健当局がこの抜け道をどう塞ぐべきかを検討することになる」と語っている。

 同日、アナスタシア・パラシェイQLD州首相が、「12月中旬より、ゴールド・コーストの感染症専門家、ジョン・ジェラード氏が新しく主席医務官に就任する」と発表した。
■ソース
Queensland records no new COVID-19 cases, health authorities to re-examine PCR testing ‘loophole’

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