22年1月より200万人学童対象にmRNAワクチン
当初、16歳以上とされていたコロナウイルス・ワクチン接種対象も、最低年齢が12歳まで引き下げられ、さらに、先日、mRNA系のファイザー・ワクチン接種対象最低年齢が5歳まで引き下げられた。
12月9日付ABC放送(電子版)は、5歳から11歳までの児童の接種予約受付が12月後半から始まり、接種は2022年1月10日から始まると伝えている。
児童の接種用量は成人の3分の1で、当初はファイザー・ワクチンのみだが、モデルナ社も同社のmRNA系ワクチンを5歳から11歳までの年齢層に広げる承認申請を提出している。
豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)から政府に出された勧告に基づく措置であり、承認が出れば、防接種は任意だが対象となる児童人口は約200万人にのぼっている。
年少者はコロナウイルスに感染しても症状は比較的軽く済むが、少数の児童は死亡に至ることもあり、また、ウイルス感染併発症で重症になったり、長期の後遺症が残ることがある。
グレッグ・ハント連邦保健相は、「政府は児童も接種を受けるよう強く呼びかける。児童も予防接種を受けることでウイルスから身を守ることができるようになる。そればかりでなく、児童が接種を受ければ市中感染を減らし、児童がウイルスを運んで乳幼児や祖父母、さらには広い社会をウイルスの感染から守ることができる。すべての保護者が子供に予防接種を受けさせることを期待している」と述べた。
■ソース
COVID-19 vaccine to be rolled out to children aged five to 11 from early January