オミクロン感染者既に45人、入院重症者ゼロ
NSW州では12月10日午後8時までの24時間に新たに560人がコロナウイルス陽性と判定された。また、そのうち3人がオミクロン株に感染していた。
12月11日付ABC放送(電子版)が伝えた。
新たに3人がオミクロン株感染者と判明したことにより、NSW州のコロナウイルス・オミクロン株感染者は45人になったが、入院治療が必要な重症者は一人もなく、オミクロン株の感染力とともに症状の軽さが注目されている。また、感染者から採取したサンプルのゲノム解析が進められており、また、保健当局は、ポッツ・ポイントのカルト・ナイトクラブとパラマッタのアルビオン・ホテルが感染を憂慮される施設としており、オミクロン株は症状が軽いために自分で気づいていない感染者がもっといるのではないかと憂慮している。。
また、同期間中に3人が亡くなっており、1人はバンクスタウンのGillawarna Village Aged Care入居の80代の男性で、3回の接種を受けているが、基礎疾患があった。
その他にも2人、シドニー都市圏東部の80代の男性、リベリナ地域の70代の女性のいずれも2回のコロナウイルス・ワクチン接種を受けていたがいずれも基礎疾患があった。
NSW州では現在150人がコロナウイルス感染症で入院しており、うち25人がICUに収容されている。
NSW州では16歳以上のワクチン接種率が70%、80%の目標に達したことから大幅な規制緩和を始めてから7週間が過ぎており、ようやく感染者数増加に向かい始めたことや、専門家は、「これからは空気の流通の悪い屋内でのお祭りがハイリスクになる」と警告している。
■ソース
NSW records 560 new COVID-19 cases, three with Omicron variant