TAS州北部デボンポートの小学校で他に数人重傷
12月16日午前、TAS州北部デボンポートのヒルクレスト小学校でジャンピング・カッスルが折からの強風に吹き飛ばされ、このアトラクションで遊んでいた児童が転落、5人が死亡、他にも4人が病院に収容され、重態と伝えられている。
同日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
亡くなったのは男子2人、女子2人と発表されており、病院で死亡した5人目については明らかになっていない。
他にも少なくとも4人が病院に収容されており、数人が重態と伝えられているなど、まだ情報がはっきりしていない。
事故にあったのはいずれも5年生と6年生で、ジャンピング・カッスルは学期末のお祝いのアトラクションだった。
警察とWorkSafe局の現場検証が進められているが、16日午前10時頃、突然の強風でジャンピング・カッスルは地上10m位の高さまで吹き上げられた。当時、何人の児童がジャンピング・カッスル内にいたのかはまだ明らかになっていない。
TAS州警察のダレン・ハイン長官は、「捜査にはしばらくかかるが、その後検視法廷に報告書を提出することになる」と語っている。
また、ピーター・ガトウェインTAS州首相は、「想像もつかない悲惨な事故だ。地元地域住民はこの惨事に互いに助け合って乗り越えていけると信じている。全TAS州民を代表して、犠牲になった子供達の家族や友人、この事故で衝撃を受けたすべての人々に心からの同情の気持ちを伝えたい。また、まだ病院に収容されている子供達、全州民が子供達やその家族、友人らに思いをはせていると伝えたい」と語っている。
ハイン長官は、衝撃を受けた家族、救急隊員、警察官、さらに広く学校コミュニティの人々の心理的支援とカウンセリングが用意されていると発表し、「学期末で子供達にとってはクリスマス・シーズンの休暇の始まる楽しい日だったが、このような悲惨なことになってしまった。子供達の家族や友人、学友、教職員ら悲惨な事故に衝撃を受けた人々のことを思うと心が張り裂けそうだ」と語っている。
また、スコット・モリソン連邦首相も、「楽しいはずのこの時期に恐ろしい悲劇に衝撃を受けた人々に同情の気持ちを伝えたい」と発表している。
■ソース
Five children dead, several critical after jumping castle blown into air at Tasmanian primary school