NSW州の国立公園の大自然などに6週間潜伏
VIC州で有罪判決を受けた凶悪強姦前科者がGPS追跡装置装着を義務づけられていた。しかし、装置を壊し、姿をくらましたために指名手配を受けていたが6週間ぶりにNSW州内スノーイー・マウンテンの人里離れた山小屋で逮捕された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
逃走していたクリストファー・エンピーは、昨年12月にはNSW州ショールヘイブンのナウラの防犯ビデオで目撃されていたが、その後は再び姿をくらましていた。しかし、1月9日にはスノーイー・マウンテン地域のコシウスコ国立公園内の山小屋で発見、逮捕された。
エンピーは、2002年7月に自分が強姦した被害者の頭を踏みつけにする残虐行為を行っており、そのために被害者は歩いたり書いたりする力を再学習しなければならないほどの重傷を負っている。また、エンピーはその事件で12年間服役していたが、GPS追跡装置を足首に着けるという条件で社会復帰を許されていた。しかし、6週間前に足首のGPS追跡装置を切り取って逃亡しており、観察処分条件違反でVIC州警察に追われる身となった。
10日、クーマ地裁に出廷したエンピーはVIC州送還処分されることになっている。
12月中にナウラで目撃されていたが、その後、再び行方をくらましていた。最近になって、スノーイー・マウンテンのスキー場、スレドボに近いところにあるブッシュウォーカー用の山小屋にエンピーがいるとの一般市民からの通報があり、ようやく逮捕された。
■ソース
Sex offender Christopher Empey extradited to Victoria after six-week manhunt across NSW