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「大人がやらないから自分達がやらなければいけない」

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高校生ら授業を抜け、「気候変動対策」求める

 全国で万を数える高校生らが学校を自主欠席し、各州都などで政府に気候変動対策を求める抗議行動を実施した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この行動はスエーデンはストックホルムの高校生、グレタ・ツンベリさんが提案した行動に触発された動きで今回は2度目。高校生たちはユーモアと熱意、それに気候変動対策を急がないと手遅れになるという危機感を表現している。

 スコット・モリソン連邦首相は、前回の高校生の抗議行動に対して、「学校が議会になるのは望ましくない」とか、「高校生は学校で勉強していなさい」と批判的な発言をしていた。

 今回も前回同様、メルボルン、シドニー、アデレード、キャンベラ、ホバートで州議会建物やタウンホール前で集会を開いた他、ジーロン、バイロン・ベイ、コフス・ハーバー、ケアンズ、タウンズビルなど地方中心都市でも抗議集会を開いた。

 オーストラリア国内では50箇所で抗議行動が行われ、自分達の将来が破壊されるのを見過ごすことはできないとして生徒たちが抗議のために集まった。

 連邦政府のダン・ティーアン教育相は、「授業時間外なら気候変動抗議行動の生徒たちと話し合う用意がある」と発言した他、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「抗議行動は週末にやるべきだ」と発言した。

 モリソン首相を含めた政治家からの批判に対して、プラカードの一つは、「競馬のために月曜日が休みになった時には文句を言わなかったじゃないか」と書いている。

 NSW州議会のマイケル・デーリー労働党党首は、「抗議行動は生徒たちの民主的権利」と発言し、ジュリア・バンクス連邦下院無所属(元自由党)議員は、「彼らの発言を誇りを持って支持する」と語っている。
■ソース
Climate change strikes across Australia see student protesters defy calls to stay in school

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