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4党支持者間で党首評価がはっきりと対立

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ABC「Vote Compass」で保守・労働・緑・ハンソン

 ABC放送(電子版)のオンライン選挙世論調査「Vote Compass」は、5月18日の選挙結果を予想する有権者の政治意識調査を続けているが、4月29日の調査結果は、保守連合、労働党、緑の党、ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党4党の支持者の党首評価を掲載している。

 その結果は、各党支持者とも支持政党への忠誠心が強く、他の政党を排除する「部族主義」傾向が強まっている。

 この調査結果は「Vote Compass」に回答した30万人の記入結果を集計分析したもので、自由党のスコット・モリソン、労働党のビル・ショーテン、緑の党のリチャード・ディ・ナタリ、ワン・ネーション党のポーリン・ハンソン各党首の能力と信頼性を10段階評価するというもので、平均していずれの党首も及第点には届かなかった。

 政党支持者は何があっても支持政党を変えないものであり、選挙戦運営の最大の課題は浮動票を獲得することにある。ところが、今回の調査ではその浮動票回答者のモリソン、ショーテン両党首の評価が能力でも信頼性でもほぼ完全に同率になっている。

 ABC放送の選挙分析家、アントニー・グリーン氏は、「浮動層にとってはどちらの党首もずば抜けた評価ができないということだろう」と分析している。

 カーソン博士は、「選挙戦の最終盤で浮動層をどれだけ取り込めるかに勝敗がかかっている」と分析している。また、世論調査会社の結果とは少し異なっているのは、質問の仕方が違うから」だとしている。

 いずれの党支持者も支持政党の党首の能力と信頼性を高く評価し、他の党派の党首についてはそれほど高く評価しないが、革新政党の労働・緑の間では互いに評価が高く、保守政党の自由・ワン・ネーションの間でも互いに評価が高い傾向がある。また、全体ではショーテン、ディ・ナタリ、モリソン、ハンソンの順に得点が低くなっていく。

 カーソン博士は、「高額所得者ほどショーテンよりモリソンを高く評価する傾向があるが、これはモリソンの政策が高額所得者の利害関係に沿った政策だということを示している」と語っている。
■ソース
Vote Compass reveals what Aussies think of our political leaders — and it’s not pretty

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