推定総額1,140億ドルの鉄道の用地確保分
5月10日、連邦労働党が将来のブリスベン、シドニー、キャンベラl、メルボルンを結ぶ高速鉄道用地確保の資金として10億ドルを支出すると公約した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
この資金は、総延長1,750kmに及ぶ高速鉄道の予定地が都市ドーナツ現象に飲み込まれ、1,140億ドルと推定される総工費が土地買収費で膨れ上がることを防ぐために充てられることになる。
アンソニー・アルバネージ影のインフラストラクチャ担当大臣が買収計画を発表したもので、1980年代以来、歴代の連邦政府が大陸東海岸地域の高速鉄道計画を推進してきたが、今回の10億ドル予算の公約は過去最大になる。
労働党のアルバネージ候補は、「高速鉄道に関して保守連合は何一つやろうとしなかったが、高速鉄道プロジェクトは各州間の旅行形態や地方開発に大きな変革をもたらすことになる。高速鉄道は最高350kmで走ることができ、メルボルンからシドニー、シドニーからブリスベンまでの移動所要時間を3時間程度に短縮することができる」と語っている。
さらに、「鉄道計画用地の土地の買収には州、準州政府の協力が必要になるが、ショーテン政権はこの土地買収を管理するために高速鉄道局を新設する」としている。
この高速鉄道局は、高速鉄道の設計から運営までを引き受けている海外企業を含め、この夢を現実化するために民営企業とも協力することになる。
■ソース
Labor to spend $1b on bullet train route from Melbourne to Brisbane via Sydney