投票日翌日、「左翼のしわざ」とハンソン党首
5月19日、TAS州ホバートのショッピング・センター駐車場でワン・ネーション党のトラックが炎上し、トラックと荷台の選挙戦資材などが焼けた。
ポーリン・ハンソン党首は、「左翼のしわざ」と発言しているが、その証拠は示していない。
ABC放送(電子版)が伝えた。
事件が起きたのはホバートの東岸の町、ハウラー地区で、18日の投票日から1日も経っていない。
焼けたトラックはTAS州同党のアダム・ランバート上院候補が運転していたもので、事故当時、同氏はショッピング・センターで買い物をしていた。
同日午後5時過ぎ、現場近くのショーライン・ホテルのバーの従業員が駐車場の炎を目撃し、警察に通報し、TAS州消防局の消防車が出動、炎を消し止めた。
警察は不審火として捜査を始めているが、同党のハンソン党首はソーシャル・メディアで、「左翼」が放火した。「何者かがトラックに放火し、逃げるのが目撃されている。左翼は寛容を言う癖に、彼らのイデオロギーに賛成しないと法律を破ってはばからない」と書き込んでいる。
事件当時近くにいた買い物客は、「火焔瓶が破裂したような爆発音が聞こえた」と証言している。
トラックは選挙戦に使われたもので、荷台にはハンソン党首やTAS州の連邦上院候補者、ランバート、マシュー・スティーブン両氏の選挙立て看板が備え付けられていた。
警察は目撃者に情報提供を呼びかけている。
■ソース
One Nation truck set alight in Hobart day after federal election, Hanson blames ‘the left’