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バーウッドの診療所、10年間ワクチン保管方法ミス

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過去の予防接種がすべて無効の可能性も

 シドニーのインナーウェスト、バーウッドで開業する診療所で過去10年近い期間、ワクチンの保管方法を間違えており、また、期限切れのワクチンを接種していたことが判明、過去の予防接種が無効の可能性がある。そのため、保健局は同診療所の過去の患者全員に通知している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この診療所はバーウッドのリンゼー・ストリート40番地で、ダレルとブリンダのワインマン医師2人が経営する診療所で、シドニー保健管区では、「この診療所で予防接種を受けた患者はもう一度受け直した方が安全」としているが、何人がその診療所で予防接種を受けたのかははっきりしていない。

 保健当局は、2010年以降にその診療所で予防接種を受けた患者は、新しく予防接種を受け直すべきかどうか、他の診療所で相談するよう勧めている。

 リーナ・グプタ公衆衛生部長は、「MMR3種混合ワクチンや百日咳ワクチンなど、全国予防接種制度に指定されている予防接種に影響がある。その診療所の過去の患者全員に予防接種を受け直すよう通知している。NSW州保健局は診療所の過誤について責任を負うものではないが、Medical Council of NSWやNSW Health Care Complaints Commissionなど医療規制当局の調査に協力して、事件の善後策を行う」と語っている。

 グプタ部長は、「効果の薄れたワクチンを投与しても害はないが、もう一度予防接種し直さなければならないという問題がある。また、予防接種し直しもそれ自体害のあるものではない」と語っている。

 ダレル・ワインマン医師は2018年10月に死去しており、また、ブリンダ・ワインマン医師がこの5月に引退しており、同診療所では2010年以後認定を受けていないことが判明した。
■ソース
Patients warned after Sydney doctors gave incorrectly stored, expired vaccinations

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