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ダットン内務相、自分の責任を省官僚に押しつけか

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国境警備巡回削減の前日に同予算削減に署名

 ピーター・ダットン内務相の管掌分野の国境警備部が領海国境パトロールの回数を減らしたとして省上級官僚を公の場で叱責したが、その前日に国境警備部の予算の大幅削減に自分で署名していたことが明らかにされている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 国境警備部は予算を削られたためにパトロール回数を減らさざるを得なくなったとしていたが、ダットン大臣はその釈明を退けていた。

 それだけなく、ダットン大臣は、下請け業者や臨時雇用の切り捨てなど内部の予算節約策にも署名したが、その前に、契約の人材の切り捨ては省や国境警備部の活動にも差し支えるとの警告を受けていたにも関わらず警告を無視する決定を下していた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙が情報の自由法に基づいて入手した政府資料で明らかにされた。

 2018年12月11日、シドニー・モーニング・ヘラルド紙とエージ紙は、「国境警備部が燃料費を節約するため海洋パトロールの回数を減らす計画」と報道した。

 両紙に漏洩された国境警備部電子メールに「年間燃料費を節約するため」活動制限を行うことを職員に通達するとあったことを受け、両紙が報道したもので、同省が前年に何千万ドルという大規模な支出をしており、その調整のために省予算がかなり締め付けられたものとされている。

 しかし、12月12日にはダットン大臣が、「自分の政府は燃料節約を命令していない。国境警備部長官には、絶対にパトロール回数を減らさないと明記して指示を与えた。海上パトロールを減らすことはない。そのことははっきりさせてきた」と語った。

 12月11日の内務省文書には「守秘・機密書類」と記されており、国境警備部を含む内務省全体にわたる予算節約手続きにダットン大臣本人が署名している。

 ただし、両紙が入手した政府文書はかなりの部分が黒く塗りつぶされており、海上パトロールを名指して回数を減らすよう指示しているかどうか明らかではない。

 2018年12月、ダットン大臣は、「省庁は予算内で活動しなければならない」と述べたが、内務省の予算を削ったことは否定していた。

 両紙はダットン大臣執務室にも問い合わせたが執務室からの回答はなかったと伝えている。
■ソース
Peter Dutton approved budget savings the day before condemning cuts to border patrols

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