ブルーマウンテンでは国道閉鎖や鉄道運休も
8月10日、南氷洋の低気圧が大陸南半分に張り出し、東南部諸州に猛烈な寒波が押し寄せた。そのため、SA、VIC、TAS、NSW各州で降雪があり、何十年ぶりかで雪を見た地域もある。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
この雪のため、ブルーマウンテンやその西の地域で国道が通行止めになったり、鉄道が運休するなどした。
また、交通管制センターが、降雪地域を走る車のドライバーに速度を落として走ること、また道路職員の指示に従うことなどを呼びかけている。
10日午前、カトゥーンバでは過去10年で最大の積雪があり、グレート・ウェスタン・ハイウェイがウェントワース・フォールズとマウント・ビクトリアの間の区間で断続的に通行止めになった。また、ブルーマウンテン西麓のリスゴーでは9日夜更けから10日朝にかけて気温が摂氏4度程度まで下がったため、ブルーマウンテン線の列車が一部運休した。
NSW州では中部、南部、北部の高原地帯、ハンター、南部海岸、スノーイー・マウンテンなどの地域で猛烈な風が吹き、City2Surfを翌日の日曜日に控えたシドニーでも突風・強風警報が発令されている。
その他の道路では、ミッチェル・ハイウェイがオレンジとバサーストの間で、また、オベロン周辺の道路、ジェノラン・ケーブズ・ロード、ダックマロイ・ロードがハートリー、ジェノラン、オベロンの間の区間で、ミッド・ウェスタン・ハイウェイがブレイニーとバサーストの間のフィツジェラルズ・マウント付近で、州南部ではヒューム・ハイウェイがゴルバーンとガニングの間の区間で、さらにスノーイー・マウンテンズ・ハイウェイも通行規制が敷かれた。
また、8月11日にはCity2Surfが開催されるため、シドニー都心部で午前3時30分から、コースになるウルムルーからエッジクリフにかけては午前6時から、ダブル・ベイからボンダイまでの周辺部は午前7時から通行止めになる。14kmのコースは都心部からローズ・ベイまでが午前1時から午後零時まで、ローズ・ベイからボンダイ・ビーチまでは午前1時から午後4時まで通行止めになる。
■ソース
Snow and ice close Blue Mountains highway, affects train services