気象庁の長期見通し
気象庁(BoM)の発表によれば、現在オーストラリア大陸を襲っている旱魃は過去120年の記録の中でも最悪の状態であり、今後、雨の降る見通しは絶望的としている。
また、このしばらく、大陸南東部では雨模様が続くが、長期的にはこの春も温暖乾燥気象条件が続くと発表している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
インド洋ダイポールはプラスの状態になっており、この春も通常に比べて少雨温暖の気候になるだろうと予報している。
現在のおしめりで9月の降水量が少し改善されたが、平均を上回る気温と平均を下回る降水量は今後3か月にも続くと予報している。
また、間もなく終わろうとしているこの冬についても、BoMのアンドリュー・ワトキンズ長期予報主任は、「冬が終わるまで何とも言えないが、これまでのところでは、今冬がもっとも暖かい冬ナンバー・テンに入ることは確かだ」と語っている。
ただし、VIC州南部、TAS州西部、QLD州中部などでは湿った冬になったが、他の地域では長期的な雨不足が続いていると語っている。
■ソース
BOM long-term outlook predicts another warm, dry spring on the way