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9月9日、強風のため、シドニー空港で運休相次ぐ

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午前中に25便、その他30分から1時間の遅れも

 9月9日朝、シドニー地域には強風が吹き荒れ、シドニー空港では国内線25便が運休した他、平均30分から1時間の遅れが出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 さらに、気象庁(BoM)は同日午後も強い風が吹き荒れると予報していた。

 同日午前8時、シドニー空港は3本の滑走路のうち2本を閉鎖し、風向きの影響の少ない1本だけを開いていた。

 また、国際線は運休しておらず、閉鎖されていた2本の滑走路も後に閉鎖を解いた。

 BoMでは、同日午後から夕刻にかけて、NSW州の沿岸部で強風が吹き荒れると予報しており、シドニー都市圏、ハンター、イラワラの海岸部、南部海岸、中北部海岸で平均風速55km/hから65km/h、瞬間風速90km/hの風があるとしていた。

 同10日には風もややおさまるが、1日中時折、突風が吹く可能性があると予報している。11日、12日には天候もかなり回復する見込み。

 タスマン海上に強力な低気圧があり、SA州沖合の大オーストラリア湾に高気圧があるため、強い南西の風が吹いている。

 一方、NSW州北部からQLD州南部にかけては強風のため、各所でブッシュファイアが手のつけられない状態になっており、民家5戸が全焼した他、何万ヘクタールもの森林が焼けている。

 また、NSW州海岸には危険な波浪状態の警報が出されている。そのため、警察も、水辺に近づかないこと、波浪にさらされる海岸部を歩かないこと、また、浅い海や砂州を横切る予定の船は航行を遅らせるか予定を変更するよう呼びかけている。
■ソース
Flights cancelled out of Sydney amid damaging wind warning

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