連邦政府が認可の見通し
旱魃が続く大陸の広い地域にわたって農業の疲弊から地域経済全体が苦難に陥っている現状を打開するため、連邦政府は億ドル単位の経済刺激計画を導入する見通し。
ABC放送(電子版)が伝えた。
これまでジョッシュ・フライデンバーグ財相がデビッド・リトルプラウド旱魃担当相を伴って各地を視察しており、経済刺激計画が必要になっているとの見解に傾いている。また、最善の経済刺激策を編成するため、来週にも内閣支出審査委員会が開かれる見通しになっている。
この経済刺激策では、旱魃被災地の雇用主が労働者の雇用を続けられるようにすることが重要な内容になっている。
財務省は複数の政策選択肢についてそれぞれのコスト計算をするよう指示されており、また、地域町村支援パッケージによって2020年までという財政黒字回復が妨げられることがないよう強調している。
スコット・モリソン保守連合政府は、地域市町村を対象とする経済刺激政策をテコにして、州政府に圧力を加え、農村部・過疎部の零細事業への地方税減免や雇用税の調整などを促す構えを取っている。
また、保守連合の少数派政党、国民党は、この計画とは別に、「旱魃の影響を受けた地域社会に対して大型の支出パッケージを考えるよう要求している。
ABC放送が入手した資料によると、国民党の要求は総額として13億ドルにのぼり、州と折半するようになる。
■ソース
https://www.abc.net.au/news/2019-10-23/drought-stricken-towns-to-receive-hundreds-of-millions-stimulus/11632838