女教師の「強姦されるのは女性にも責任」発言に
レーク・マコーリー地域のスワンジー高校で、女教師が「強姦されるのはそのような服装をする女性にも責任がある」と発言、反論する生徒らと激しい言い合いになった。この論争を映したビデオがインターネットでバイラルになり、同校の第10学年の生徒50人以上が問題発言の女教師の解雇を要求して学校前に座り込んで抗議した。 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
生徒は、教師の発言を被害者を責める発言であり、強姦を許容する風土を支える考えだとしている。
女教師は、強姦の被害にあった女性が事件時に着ていた服装が行為を招く元になったのだから、加害者だけでなく女性の側にも責任があると主張している。
これに対して生徒が反論しており、10月24日に29秒のビデオがオンラインに載せられて以降117,000回の閲覧があった。生徒の一人が、「女性が何を着ていようと無関係だ。女性が同意していないから強姦だ」と反論し、教師はさらに、「強姦を誘うような服装が問題だ。あなた達の世代はそれを理解していない」と反論している。
スワンジー選出のヤスミン・キャトリー労働党州議会議員は、「ビデオの教師の発言は、強姦を擁護する風土がまだまだ社会にはびこっている。私を含め、社会のリーダーシップの立場にある者が、相互の敬意に基づいた人間関係という認識を高めようとしていても、被害者を責める古くさい意識が私達の努力を妨げようとするのだ」と語っている。
一方、NSW州教育省は、「女教師の発言を調査している」と発表しており、また、問題の女教師は省の調査結果が出るまで停職処分を受けている。
■ソース
High school students stage protest about rape culture after classroom video goes viral