パイロット、小荷物係、地上勤務員ら賛成投票
カンタス航空の低料金航空子会社、ジェットスター社のパイロットと地上勤務員が12月14日からストを予定している。
そのため、夏休みの足にも支障が出る可能性もある。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
12月6日、全豪航空操縦士同盟(AFAP)と運輸労働組合(TWU)は、「ジェットスターのパイロットと地上勤務員が保護労働争議に賛成票を投じたことから、最高24時間のストライキを予定している。
労組加盟労働者の投票でスト権が確立したことから、労組は、賃金・労働条件をめぐって会社と交渉を続けながらスト権行使を決めることができる。また、この労働争議が「保護」されているため、会社側はストによって失った利益の賠償請求を制限される。
AFAPでは、12月14日15日に4時間の時限ストを実施すると発表した。また、クリスマスから新年までのピーク時には国民のホリデー計画を中断させないようストを実施しないと発表している。
また、ジェットスター社のガレス・エバンズCEOは、利用客の旅行計画を守るため、できる限りフライトに支障が出ないよう努めるが、パイロット・ストが実施されればフライトに遅れや取り消しが出る可能性もあるとしている。
また、「労組には、すべての国民に利用しやすい低料金の将来を守るため、公正で筋道の通る同意条件を提出するよう求めている」と語った。
ジェットスター社会社側は3%の年賃金上昇率を提示しているが、労組側は、「パイロット・コスト」が15%上昇する額を要求している。
■ソース
Jetstar pilots to start strike action from next weekend