オーストラリア人帰国者に混じり長期滞在狙い
3月20日午後9時(大陸東部海岸時間帯)を期して、オーストラリアはコロナウイルス鎖国に入り、オーストラリア国籍者と永住権保持者以外のすべての者の入国を禁じる措置に入った。航空会社の乗務員などは例外として入国を許されるかオーストラリア国内滞在中は自主隔離していなければならないことになっている。
この鎖国措置のため、民間航空会社も国際線フライトの全面停止や大幅削減措置を予告しており、海外在住のオーストラリア人が大勢急いで帰国したが、それに混じって長期滞在を考えている外国人旅行者も駆け込みでオーストラリア入国したことが伝えられている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
また、この措置に伴い、オーストラリア国境警備部職員も海外の空港に常駐し、オーストラリア行きの外国人を出発地で防止する。
駆け込みで入国した旅行者の中には1年間のワーキング・ホリデー・ビザ所有者もいれば、2か月の旅行計画で入国直後から2週間のホテルを予約し、自主隔離に入り、その後に2か月の予定でオーストラリア旅行をするという人もいる。
また、オーストラリア人帰国者の場合は、海外に滞在するうちにさらに規制が厳しくなって立ち往生することを危惧して予定を切り上げて帰国を決めた人も多い。
3月20日正午から午後10時までのシドニー到着国際線37フライトのうち13フライトがすでに運航停止になっている。
オーストラリア国籍者と永住権保持者は今後もオーストラリアに入国できるが入国後14日間の自主隔離を命じられる。また、3月19日24時からNZも同様の鎖国措置を取っているが、NZとオーストラリアとは互いに自国民扱いする取り決めがある。
■ソース
Coronavirus travel restrictions to Australia prompt foreigners and locals to fly in en masse