豪海軍、フィリピン海日米共同演習に参加

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中国の軍事活動活発化を警戒

 7月22日付ABC放送(電子版)は、オーストラリア海軍が、フィリピン海での日本の海上自衛隊とアメリカ海軍の共同演習に参加したと伝えている。

 フィリピン海はフィリピン諸島の東の海域。東端には米軍基地のあるグアム島がある。

 3国の海軍と海上自衛隊は22日、23日の2日間、各種演習を続ける。

 米中、豪中関係が緊張を高めており、中国はインドとの国境で小競り合いを演じ、数カ国が領有を主張する南シナ海では中国が島嶼を軍事基地化するなどの動きが突出している。そのような時期、3か国の海上軍事勢力がインド太平洋地域の「自由と開放」を守ることを目的としている。

 時を同じくして、アメリカ政府のマーク・エスパー国防長官が、アメリカは、この海域における中国の領有権主張に対する反対をさらに強めると語っている。

 オーストラリアはHMASキャンベラを旗艦とする合同任務グループは、ハワイでのウォー・ゲームに先立ち、大規模米海軍のUSSロナルド・レーガン空母打撃群、海上自衛隊駆逐艦との合同演習を行った。

 豪合同任務グループ司令官のマイケル・ハリス提督は、「日本、アメリカとの共同演習は貴重だ。海上の防衛と安全は各海軍が密接に協力できなければならない。3軍の合同活動は3か国が高度な共同作戦を展開する能力を実証している」と語った。

 合同任務グループは7月5日に東南アジアへの地域配備に向けてダーウィンを出航し、今後環太平洋合同演習に参加するため、ハワイに向けて航海を続ける。
■ソース
Australia joins United States and Japan in naval exercise as concerns grow over China

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