スリランカからなど8本の国際線フライトが到着
12月7日、メルボルンの国際空港に6月以来初めて国際線フライトが到着した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
VIC州政府は2020年6月にメルボルンの国際空港を閉鎖し、海外からのフライトをすべて他の州の国際空港に迂回させる措置を発表した。
この日最初に着陸したのはスリランカのコロンボ空港発のフライトで、同日に合計8本の国際便が到着した。
ホテル隔離を抜け出した海外帰国者からコロナウイルス第二波が広まったVIC州では、メルボルン国際空港が閉鎖されている間、事実上、海外からの旅行者のホテル隔離は途絶えていたが、マーティン・フォリー州保健相は、「ホテル隔離体制を新しく建て直したことで過去のような不祥事が起きないと確信している」と語っている。
ホテル隔離体制には国防軍兵士170人が配置されており、出入国旅行者の体温チェックの他、入国搭乗客をホテルに誘導する任務を請け負っている。また、VIC州警察は、隔離ホテル内の警備一切を統括している。
このホテル隔離制度の最終責任者であるリサ・ネビル緊急救助担当相は、「ホテル隔離違反が起きる可能性は非常に小さい。このホテル隔離で100%感染することはないとは断言できないが、国際線の搭乗客はコロナウイルス感染が広まっている国からの旅行者だ。ホテル隔離体制を厳格化しただけでなく、接触追跡制度も強化改革し、事があれば直ちに発動するようになった。これがVIC州の最優先事項だ」と語っている。
■ソース
International travellers have flown into Melbourne for the first time in months